男性は脂性肌になりやすい

肌質は大きく分けると脂性肌・乾燥肌・混合肌・普通肌の4つのタイプがありますが、なかでも男性に多いのが脂性肌ではないでしょうか。

脂性肌とは簡単に言うと、何らかの原因で皮脂が普通よりも過剰に分泌されてしまっている状態のこと。皮脂の分泌には男性ホルモンが影響しているので、女性に比べて男性は皮脂分泌量が多く脂性肌になりやすい傾向があります。

脂性肌の特徴

このタイプの肌の人は、皮脂分泌が特に盛んなTゾーンを中心に肌のテカリが目立ちます。また皮脂を分泌する皮脂腺は毛穴と1セットになっているため、皮脂分泌が多いと皮脂腺が大きくなり、毛穴が目立ちやすくなります。さらにニキビなどの吹き出物ができやすいのも特徴です。

皮脂は悪者？

こうして見ているとなんだか皮脂が悪者のように思えてきそうですが、本来、皮脂は私たちが肌を健康的に保つためになくてはならない存在です。

なぜなら皮脂と汗とが混ざり合ってできる皮脂膜は、肌の表面を覆う膜となって肌に必要な水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から肌を守るバリアの役割を果たしているからです。

また皮脂膜によって肌が弱酸性に保たれるため、酸に弱い細菌やカビなどが増殖するのを防ぐこともできています。

このように本来、私たちの肌を保護するために分泌されている皮脂ですが、ホルモンのバランスの乱れや間違ったスキンケアなどの影響によって過剰に分泌されると、肌のベタつきやニキビなどのトラブルの原因になります。