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敏感肌の原因

更新日:2017.06.07
公開日:2014.02.27
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この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

「敏感肌」は、肌を守るバリアの機能低下により、刺激を受けやすくなっている肌のことです。でもなぜ、バリアがきちんと働かなくなってしまったのでしょうか? 今回は、敏感肌になる原因を解説していきます。

敏感肌原因

敏感肌が刺激に弱いのは

肌が炎症を起こして赤くなる、乾燥してカサカサする、髭剃りの後にヒリヒリするなど、さまざまな肌のトラブルを起こしやすい「敏感肌」。

私たちの肌の表面にある角質層は、紫外線やホコリ、ウィルスなど、さまざまな外部の刺激をブロックし、体を守る役割をしています。しかし、敏感肌の人は、角質層のバリア機能が低下しているので、肌が刺激を受けやすく、敏感になっています。

ではなぜ、敏感肌の人の角質層は、きちんと機能できなくなってしまったのでしょうか?その原因は、さまざまなものが考えられますが、大きく分けると外的要因と内的要因に分けることができます。

外的要因

「間違ったスキンケア」「ひげ剃り」「肌に合わないケア用品」「紫外線」「季節の変わり目の温度や湿度の変化」などが、外的要因です。

中でも男性に多いのは、「間違ったスキンケア」。男性は、肌がべたつきやすいので、1日に何度も顔を洗ったり、刺激や洗浄力が強い洗顔料を使ったり、洗うときにゴシゴシ肌をこすったりしがちです。

しかし、そんなことをすると、必要な皮脂まで落としてしまったり、角質層を傷つけたりして、バリアが損なわれてしまいます。また、洗顔料のすすぎ残しや、洗顔後にきちんと保湿ケアをしないことも、肌に負担を与えます。

そしてもう1つは「髭剃り」。カミソリを使った髭剃りは、刃を肌に直接当てて行うので、髭と一緒に、肌の表面にある角質層も削り取ってしまうのです。

内的要因

内的要因としては、「睡眠不足」や「ストレス」によるターンオーバーの乱れが考えられます。ターンオーバーが乱れると、肌の再生がうまくいかず、未熟な角質層しか作られなくなるため、肌が乾燥したり、バリア機能が低下したりするのです。

その他にも、アレルギー体質やアトピー性皮膚炎などの「遺伝的体質」も、敏感肌の内的要因になります。

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