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晴れの日だけじゃなく、曇りの日も紫外線対策を

更新日:2017.06.07
公開日:2014.03.27
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この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

紫外線の対策は、日差しが強い夏場の晴れた日にだけ行えば良いと思っている方が多いかもしれませんが、実はそうではありません。今回は、天気や時間帯、季節による紫外線量の変化をご紹介していきます。

曇りの日

曇りでも雨でも紫外線は降り注いでいる

 紫外線対策というと、晴れた日だけ行えば良いと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。紫外線は晴れの日に限らず、曇りの日や雨の日にも降り注いでいます。

その量は、晴れているときに比べると、うす曇りのときで約80〜90%、曇りのときは約60%、雨のときでも約30%と言われています。また、雲の間から太陽が出ているときは、直接光に雲からの散乱光が加わって、晴れの日以上に紫外線が強くなる場合もあるので、注意しましょう。

地上に届く紫外線はUV-AとUV-B

紫外線は、波長の長さによって3種類に分けられ、波長が長い順に「UV-A(A波)」「UV-B(B波)」「UV-C(C波)」と名付けられています。その中で地上に届くのは、UV-AとUV-B。

もっとも波長が長いUV-Aには、雲やガラスを透過する性質があるので、屋外にいるときだけでなく、日当たりの良い室内にいるときや、車の運転をしているときなどにも注意が必要です。UV-Aは、肌の奥の真皮にまで届き、シワ、たるみの原因になります。

一方UV-Bは、波長が比較的短く、遮られやすいので、直射日光に当たらないようにすればある程度防げる紫外線です。肌の表面にある表皮までしか届きませんが、日焼けをしたときに肌が赤くなったり、メラノサイトを刺激してシミやソバカスの原因になったりします。

通年を通して紫外線対策を

紫外線の強さは、時間帯や季節によっても変化します。UV-Bは、1日の中で午前10時から14時頃までが強くなります。また季節変動が大きいので、4月頃から徐々に強くなり始め、5月〜8月頃にピークを迎えますが、11月から2月頃はピーク時の5〜6分の1程度にまで減ります。

それに対してUV-Aは、9時から14時頃が特に強くなりますが、日の出とともに、かなりの量の紫外線量が届き、日没まで強度の変化がそれほどありません。また、季節では4月から8月頃がピークですが、それ以外の月でも、ピーク時の2分の1程度は存在します。UV-A対策のためには、日の出てる時間帯は、通年を通して紫外線を予防するように心がけましょう。

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