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プロペシアの成分「フィナステリド」の発毛効果とAGA(男性型脱毛症)のメカニズム

更新日:2016.12.09
公開日:2014.03.28
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この記事の監修者
すなおクリニック 院長 土屋沙緒

AGA(男性型脱毛症)治療薬として病院でも処方されている「プロペシア」には、一体どんな効果があるのでしょうか。 AGAのメカニズムや、プロペシアに含まれる「フィナステリド」がもたらす効果について、ドクター監修のもと紹介していきます。

プロペシアの発毛効果

気になるプロペシアの発毛効果とは?

病院のAGA(男性型脱毛症)治療薬として使われている「プロペシア」。一体どんな効果があるのか、皆さんも気になりませんか? そこで今回は、プロペシアの効果をご紹介していきます。

AGAを招く最大の原因は、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という強力な男性ホルモンです。この物質は、男性にとって欠かせない「テストテトロン」という男性ホルモンが、前頭部や頭頂部に多い「5α-リダクターゼ」という酵素と結びつくことで作られます。

ジヒドロテストステロンによって脱毛のシグナルが発信されると、髪の毛はうぶ毛のようにやわらかく短い状態で成長を止め、抜け落ちるようになります。すると、徐々に前頭部や頭頂部にうぶ毛のような頼りない毛が増え、髪のボリュームがなくなって、頭皮が露出していくのです。

プロペシアに含まれる「フィナステリド」という成分は、5α-リダクターゼの働きを抑制し、ジヒドロテストステロンを生じにくくするため、AGAによる脱毛を防ぐ効果があります。

プロペシアってどのくらい効き目があるの?

プロペシアの効果がある場合は、服用をはじめて3ヶ月くらいから症状が改善し始め、半年~1年程度で、自他共に効果を実感できるケースが多いようです。3年間利用した場合の改善率は、頭頂部が78%、前頭部が72%と報告されています。

しかしこのうち「著名改善(とても良くなった)」は、頭頂部で6.1%、前頭部で2%なので、ごく一握りの人には劇的な効果があるものの大多数の人にとっては、AGAの進行を止めたり、現状を維持したりする程度の効果だと考えておいたほうが良いでしょう。

また、薬の副作用が心配な場合、増毛や植毛といった方法もあります。詳しくは「AGA(男性型脱毛症)の典型的な症状。生え際だけに植毛ってできる?」をご覧ください。

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