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加齢臭の予防・対策(3)衣服用洗剤の選び方・使い方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.04.25
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この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

加齢臭の臭いは頑固なため、普通の洗濯だけでは残りがちです。しかし不十分な洗濯を繰り返していると、臭いが繊維の奥にまで染み込んでしまいます。そこで今回は、加齢臭の臭い対策の洗濯方法をご紹介していきます。

加齢臭

加齢臭の臭いは普通の洗濯では取れない

普通に洗濯するだけでは、なかなか取れない加齢臭の頑固な臭い。しかし不十分な洗濯を繰り返していると、繊維の奥にまで嫌な臭いが染みついてしまうので、お気に入りの洋服を捨てる羽目になることもあります。

では加齢臭の臭いを洗濯でしっかり落とすにはどうすれば良いのでしょう?

加齢臭の臭いが落ちにくいのは、加齢臭の原因物質である「ノネナール」が皮脂の酸化によってできているからです。皮脂汚れは普通の洗濯用洗剤だけでは落ちにくいので、「酵素用漂白剤」を使ってつけ置き洗いをしましょう。

酵素用漂白剤を使ってつけ置き洗いを

つけ置き洗いをする時は、酵素用漂白剤を衣類の首周りなどの加齢臭が気になる部分に直接つけ、洗濯用洗剤を溶かした40度くらいのお湯につけます。

30分~2時間ほどつけて置いたら、他の洗濯物と一緒に普通に洗濯機で洗濯しましょう。漂白剤には「塩素系漂白剤」もありますが、色落ちが激しく白地のものにしか使えないので、酵素用漂白剤の方が使いやすいでしょう。

上記の方法でつけ置き洗いをしても臭いが落ちにくい場合は、洗濯用洗剤の代わりに「介護用洗剤」を使ってみるのも良いでしょう。介護用洗剤は尿のシミやアンモニア臭を落とすためのものなので、通常の洗濯用洗剤よりも効果が強い特徴があります。

ジャケットやコートの加齢臭にも注意!

見落としがちなのが、ジャケットやコートなどの厚手の衣類についた加齢臭です。下着やYシャツなど薄手の衣類は自宅でこまめに洗濯ができますが、厚手の衣類はそうはいかないため、加齢臭の臭いが繊維の奥まで染み付きがちです。加齢臭対策のためには、ジャケットやコートも、まめにクリーニングに出しましょう。

クリーニング店は汚れの種類や衣類の素材、染め方によって洗濯の仕方を変えています。「臭いを落としたい」ということをきちんと伝え、適切な方法で洗ってもらえるようにしましょう。

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