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口臭が原因で考えられる病気(1)胃潰瘍

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.21
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この記事の監修者
松下皮フ形成外科 院長 松下博明

胃液に含まれる酵素や酸によって、胃の粘膜を消化してしまう「胃潰瘍」も、口臭の原因になる病気です。そこで今回は、胃潰瘍と口臭との関わりや、胃潰瘍を招く原因についてご紹介していきます。

胃潰瘍ってどんな病気?

「胃潰瘍」とは、タンパク質分解酵素のペプシンと胃液に含まれた塩酸によって、胃の粘膜が消化されてただれたり、えぐれたりする病気のことです。

多くの場合は、食後にみぞおち辺りに痛みを感じますが、中には自覚症状がほとんどなく、健康診断などの検査を受けて初めて発見される場合もあるようです。

また、胃液が多く出すぎて胃粘膜とのバランスが崩れると、胸焼けやゲップなどが起こり、吐き気や食欲不振に陥ることもあります。

胃潰瘍と口臭の関係

胃潰瘍が口臭に影響するのは、消化不良で胃の中に停滞した食べ物が発酵し、臭い物質が発生するからです。

この臭い物質が血液に取り込まれて肺に到達すると、呼吸と共に口から吐き出され、卵が腐ったような臭いの口臭がすると言われています。

胃潰瘍の原因とは?

最近では胃潰瘍のもっとも大きな原因になるのは、「ピロリ菌」の感染だという考えが主流です。ピロリ菌は胃の粘膜に棲みつく細菌で、一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲み続けます。

1980年代になってからやっと発見された細菌なので、感染経路はまだ詳しくは解明されていませんが、大部分は飲み水や食べ物を通じて、口から体内に入ると考えられています。

上下水道が整備されている現在の日本では、生水を飲んでもピロリ菌に感染することはありませんが、戦後の衛生状態が悪い時代に生まれ育った中高年世代の感染率は高く、50代以降では保持者が70%以上と言われています。

ピロリ菌は胃潰瘍だけでなく、十二指腸潰瘍や胃炎、胃がんなどの発生にも関わっているということがわかってきていますが、感染している人が必ずしもこれらの病気を発症するというわけではありません。また、病院の除菌療法を受ければ、体内のピロリ菌を退治することができます。

ピロリ菌の感染以外にも、ストレスや暴飲暴食、刺激の強い食べ物や飲み物のとり過ぎ、タバコ、アルコールなども胃潰瘍を招く要因になります。

病院での口臭治療については「口臭の病院での治療」をご覧ください。

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