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毛穴に角栓が詰まる理由と対処法

更新日:2016.12.15
公開日:2014.08.21
ドクター画像
この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

毛穴につまった角栓は、普通に洗うだけではなかなか落とせません。その正体は酸化した皮脂と古い角質が混ざったものです。ドクターの監修のもと、皮脂と角質が角栓化してしまう理由と角栓の対処法を詳しく説明します。

男性に角栓ができやすい理由

朝晩しっかりと洗顔しているにもかかわらず、いつの間にかザラつき、黒ずんでくる毛穴。この黒っぽいザラザラとしたものこそ、毛穴の一つ一つに杭のように詰まった「角栓」です。

角栓は、毛穴を目立たせる上に肌全体の印象をくすませ、ニキビなどのトラブルの原因にもなるため、気にしている男性も多いでしょう。じつは、角栓を形成している素材のひとつは皮脂であり、男性はホルモンの影響で女性よりも多く皮脂が多く分泌されるため、どうしても角栓ができやすいのです。

角栓の正体とは

角栓を形成しているのは、酸化した皮脂と古い角質が混ざったものです。何らかの理由で皮脂の分泌が過剰になると、皮脂が毛穴に溜まってしまいます。さらに、肌の再生周期であるターンオーバーが遅れると、古い角質や皮脂が排出されにくくなり、皮脂と古い角質が毛穴に停滞してしまいます。

毛穴の中の角質は、通常、古くなってはがれ落ちると、皮脂によって外に排出されます。しかし、ターンオーバーが遅れると、角質がはがれずに肌の表面にたまり、皮膚が厚くなって出口である毛穴が狭くなるため、皮脂と角質が排出されにくくなるのです。

そのようにして毛穴の中に溜まった皮脂と角質が結びつき、固くなることで、角栓が形成されてしまいます。

角栓を放っておくとどうなる?

溜まった角栓をそのまま放置していると、徐々に酸化して変色し、黒ずんでいきます。このように過酸化脂質となった角栓は、皮膚を刺激して活性酸素を発生させ、毛穴周辺の皮膚まで老化させ、シミのように黒ずませたり、たるませたり、毛穴を広げる原因にもなります。

それだけでなく、角栓の周囲には細菌が発生しやすいため、炎症を起こし、ニキビなどの原因になることもあります。健康できれいな肌を保つためには、なるべくきちんと角栓をケアし、改善することが大切なのです。

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