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皮脂の過剰分泌だけじゃない!乾燥でもフケは出る

更新日:2017.04.19
公開日:2014.11.13
ドクター画像
この記事の監修者
ガーデンクリニック 顧問指導医 大庭英信

「フケ」というと、皮脂でベタついた不潔な髪に出やすいイメージがありますが、頭皮の乾燥がフケを招くこともあります。そこで今回は、乾燥が原因で起こる「乾性フケ」について、ドクターの監修のもと詳しくご紹介していきます。

フケ

頭皮の乾燥がフケの原因に

フケというと、きちんと洗っていないベタベタした髪の毛に出るイメージがありますが、頭皮の乾燥が原因のものもあり、これを「乾性フケ」といいます。乾性フケの特徴は、乾いていること。サラサラした細かいフケが、肩にたくさん落ちるなら、このタイプのフケだと考えて良いでしょう。

私たちの頭皮は、本来であれば適度な皮脂に覆われ、肌内部の水分が蒸発したり、外部の刺激に晒されたりしないように保護されています。

また皮脂によってコーティングされることで、頭皮が弱酸性に保たれ、雑菌の繁殖も抑えられています。しかし何らかの理由で、皮脂の分泌が少なくなり、頭皮が乾燥すると、頭皮のバリア機能や水分保持力が低下してしまい、フケが出やすくなるのです。

頭皮が乾燥するのはなぜ?

頭皮の乾燥は、もともと肌が乾燥しやすい体質だったり、空気が乾燥していたりすることでも起こりますが、いちばんに考えられるのは、シャンプーの影響です。

市販されているシャンプーのほとんどは、「高級アルコール系シャンプー」というもので、合成界面活性剤が使用されています。高級アルコール系シャンプーは、泡立ちが良く、高い洗浄力を持つのが魅力ですが、肌がデリケートな人が使うと、刺激が強すぎたり、必要な皮脂まで洗い流してしまったりして、頭皮の乾燥を招く原因になってしまうのです。詳しくは『頭皮に良いシャンプーの選び方』をご覧下さい。

また、フケが気になるからといって、何度もシャンプーをしたり、ゴシゴシと力をこめて頭皮をこすりすぎたりするのも、頭皮の乾燥の原因になります。

乾性フケを防ぐために

乾性フケが出る人は、アミノ酸系シャンプーや人工着色料・人工香料を使っていない無添加のシャンプーなど、刺激が弱いシャンプーを使うようにしましょう。

また、髪を洗うときは、シャンプーの原液を直接頭皮につけたりせず、手のひらで泡立ててからつけるようにし、頭皮を指の腹でやさしくマッサージするように洗います。すすぎ残しがあると、頭皮のトラブルにつながりやすいので、シャンプーやリンスはしっかりと洗い流すことも大切です。

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