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全身の毛が抜けてしまう!?汎発性脱毛症って?

更新日:2017/03/23

意外と知られていない汎発性(はんぱつせい)脱毛症ですが、これは誰にでも起こりうる病気です。発症初期での治療が重要なため、「もしかしたら…」という症状が現れたときにすぐ治療を開始できるよう、症状や原因、治療法などをご説明します。

汎発性(はんぱつせい)脱毛症とは、重度の円形脱毛症のこと

円形脱毛症には種類があります。頭にコイン大の脱毛が現れたものを円形脱毛症、それが複数現われると多発型円形脱毛症、頭髪が全て抜けてしまうものを全頭型円形脱毛症と言います。そして、今回紹介する汎発性脱毛症は、脱毛が広範囲におよぶものであり、円形脱毛症の中でも難治性の高い病気といえます。

円形脱毛症の種類と症状について詳しくは、『円形脱毛症とは?』をご覧ください。

汎発性脱毛症の特徴

汎発性脱毛症は自覚症状がないまま発症します。ある日突然、頭にコイン大の脱毛が起こり、早い段階で眉毛やまつげ、陰毛などのあらゆる体毛が抜けていきます。そのため、全身脱毛症とも呼ばれています。

髪が抜け落ちる以外の症状としては、軽いかゆみや違和感、脱毛部の皮膚が赤くなる、爪に小さな凸凹ができることもあります。

汎発性脱毛症を発症する可能性が高いのは

汎発性脱毛症は老若男女問わず発症しますが、大人よりも子供の発症率が高い傾向にあります。このことから、「若年性脱毛症」、いわゆる「若ハゲ」と関連性があるように思われがちですが、20代から30代前半に起こりやすい若年性脱毛症はAGA(男性型脱毛症)」の一種であり、汎発性脱毛症とは関連がないとされています。

若年性脱毛症の原因については、『若ハゲの原因』を、また、汎発性脱毛症を含めた子供の円形脱毛症については、『子供の円形脱毛症について』をご覧ください。

汎発性脱毛症の原因

一般的な円形脱毛症の原因はストレスと考えられていますが、汎発性脱毛症は原因が明確に特定されておらず、自己免疫疾患、末梢神経障害、遺伝的要因、甲状腺疾患、アトピー性皮膚炎との合併などが原因と考えられています。

現時点で有力視されているのが自己免疫疾患です。これは、本来ウイルスや細菌などの外敵から体を守ってくれるはずの免疫が、逆に自己の細胞を攻撃してしまう免疫異常のことです。汎発性脱毛症では、毛根細胞が外敵だと誤認されTリンパ球という免疫細胞が攻撃をしてしまい脱毛が起こります。しかし、自己免疫疾患が起きてしまう原因は明確にされていないのが現状です。

自然には治らないため、病院での治療が必要

汎発性脱毛症は自然に治ることはなく、治療法も確立されていないため、治療が難しいのが現状です。しかし、基本的には毛髪を生み出すための毛包が破壊されないため、治癒する可能性はあり、諦めずに治療を続けていくことがとても大切です。

主な治療法にステロイドの内服や外用薬・注射、ステロイドパルス療法、局所免疫療法などがあります。症状によっては他の治療法と併用するケースもあります。ステロイド薬は、長期使用により腎機能低下などさまざまな副作用を引き起こすことや、急に内服を中止すると吐き気や頭痛、血圧低下などのステロイド離脱症候群に陥る可能性があるため、ドクターの指示に従い使用することが重要です。ステロイドパルス療法は進行性の早い脱毛症状に用いられ、ステロイドを3日連続で点滴投与する治療方法です。短期間の使用のため、大きな副作用は出にくいといわれています。

また、脱毛による外観の変化から精神的な負担が増え、社会生活に支障が出る恐れもあるため、カツラを使用することもあります。

汎発性脱毛症の治療は長期に渡る場合が多いので、早期発見や早期治療が重要ですが、根気よく治療を継続するためには、ドクターとの信頼関係も大切です。

汎発性脱毛症の対策には、正しい生活習慣も重要視されているので、十分な睡眠やバランスの取れた食事、禁煙、ストレスフリーになることを心がけていきましょう。

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