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早漏(そうろう)とは

更新日:2018.09.12
公開日:2016.06.23
ドクター画像
この記事の監修者
ふじおかクリニック 院長 藤岡正志

性交時にパートナーが性的な満足を得る前に射精してしまうことが続く場合、それは早漏(そうろう)かもしれません。早漏とはどのようなもので、どのような原因や種類があるのか。また、その対処法など早漏に関する全般の情報をドクター監修の記事で紹介します。

性交(セックス)時に、女性が性的な満足を得る前に男性が射精をしてしまうことを早漏(そうろう)と呼びます。明確な定義がないものの、男性にとって悩ましくもある早漏には、どのようなものかを解説します。

早漏の主な症状

早漏の症状は性交為などの性的な刺激を受けてから短時間で射精してしまうことです。一般的には性交時、女性パートナーが性的満足を得る前に射精してしまうことが問題となります。

早漏の定義

早漏の定義は、はっきりとしたものはなく「性交時に女性が性的な満足を得る前に射精をしてしまうこと」とされ、射精までにかかる時間の定義が明確にあるわけではありません。早漏治療を受ける患者には、おおよそ1~2分ほどで射精をしてしまうことが多いようですが、女性パートナーが性的な満足を得られている場合は問題ではありません。

早漏の原因

早漏の原因は身体的なものと精神的なものがあります。特に精神的な原因による早漏が多い傾向にあります。

身体的な原因による早漏

身体的な原因の早漏には、主に以下のようなものがあります。

・包茎性早漏

仮性包茎や真性包茎など包茎の人は日常的に亀頭が包皮に包まれています。そのため亀頭が刺激に対して弱く、性交為を行った際の性的な刺激により、すぐに射精をしてしまうことで発生する早漏です。

・衰弱性早漏

加齢による早漏です。射精をコントロールするための筋肉である射精管閉鎖筋が衰えることで発生します。突然にじみ出るように射精してしまうことが特徴です。

精神的な原因による早漏

精神的な要因の早漏には主に以下のようなものがあります。

・過敏性早漏

性的刺激に不慣れで敏感であるために発生する早漏です。性的刺激に対して慣れることで自然と解消する早漏のため、気にする必要はあまりありません。しかし、早漏であることを深刻にとらえすぎてしまい、より悪化することはあり得ます。また自慰行為の際、すぐに射精するような習慣をつけていることでも発生します。

・ストレス性早漏

仕事や人間関係のストレスや性交為そのものに対するストレスにより発生する早漏です。ストレスの原因を除去することで改善しますが、現代社会でストレスを取り除くことは困難なため、治療がしづらい早漏でもあります。また、早漏であること、そうではないかと心配になることもストレスとなり、早漏を悪化させてしまうことがあります。

早漏の治療

早漏は治療することが可能です。以下のような治療法があります。

  • ブリリジ―(内服薬)を用いた治療
  • 包皮切除による包茎解消による治療
  • 亀頭へのヒアルロン酸注入による治療
  • カウンセリングによる治療

美容外科や形成外科、早漏やEDなど男性の性機能障害解決のためのクリニックなどが存在し、診断や治療を受けることが可能です。

早漏の対処法

早漏を自分で行う訓練やパートナーと行う訓練で対処することも可能です。以下にあげる方法は、早漏対策として知られている方法ですが、これらはあくまでトレーニング法であり、効果の有無については個人差があり、医学的な根拠があるとは言い切れません。

スクイ―ズ法

スクイ―ズ法は射精をコントロールするための訓練法です。性的刺激によって射精を促し、射精する前に抑えるという方法です。1人で行う方法もパートナーとともに性交をしながら行う方法もあります。

セマンズ法

セマンズ法はパートナーとともに行う訓練法です。女性による性的な刺激に対して慣れを生じさせ、早漏を解消させることを目的とします。ただし、この方法は相手が必要になるため、パートナーに負担をかけてしまうデメリットもあります。

早漏であるか、早漏でないのかを知るために

多くの男性は、早漏であることを隠したくなってしまうものです。民間療法などを試してみては、効果が得られないなど、一向に改善しないままでいる方もいると思います。早漏には治療法があります。だからこそ、まずは医師へ相談をすることが重要です。診断により、早漏ではないかと思っていたところ、明らかな原因がわかることもあります。また、早漏ではなかったということもあるのです。

詳しくは、『早漏対策にはどんな方法がある?』の記事も参考してください。

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