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いんきんたむしの症状について

更新日:2017/08/22 公開日:2016/08/23

いんきんたむしは、股部に症状が出ることや、特徴的な赤い丘疹(きゅうしん)と強いかゆみといった症状をふまえ、原因となる白癬菌(はくせんきん)の検査をすれば容易に診断できます。誰でも感染する可能性のあるいんきんたむし、その症状を覚えておきましょう。

いんきんたむしの症状(1)赤い発疹

いんきんたむしの皮疹(ひしん)は、股間やそけい部からはじまります。赤く盛り上がった小さい発疹が現れ、おしり、陰茎・陰部と外側に向かって、左右対称に拡がっていきます。皮疹は赤~褐色の半円または輪状で、周囲は堤防のように盛り上がり、水ぶくれになることもあります。時間が経つと、赤い丘疹の中心部は一見治ったように見えるのが特徴です。

いんきんたむしの症状(2)強いかゆみ

いんきんたむしは感染した部位に強烈なかゆみがありますが、なぜ強いかゆみが出るのでしょう。

白癬菌は皮膚に付着すると、角質層の成分ケラチンをタンパク分解酵素で溶かし、約24時間かけて角質層内に侵入します。白癬菌は、高温、多湿、弱酸性下の環境で、ケラチンを栄養源として角質層内で増殖します。角質層内で白癬菌が菌糸を伸ばして増殖すると、免疫細胞がそれを排除しようと活動するため、炎症やかゆみなどの症状が出るのです。

患部をかくとあとが黒く残ってしまうことも

いんきんたむしは皮膚が薄くデリケートな部分にできます。そのため、かゆみの刺激を強く感じて、かきむしってしまうことがよくあります。寝ている間に無意識にかいてしまうことも多く、悪化する原因にもなります。

いんきんたむしをかいて皮膚を傷つけると、炎症を引き起こす物質がさらに分泌されて、皮膚のバリア機能が低下します。その悪循環をくりかえすうちに皮膚の構造が壊れて、メラニンが排出されなくなり、沈着して黒ずんでしまうことがあります。

治療法や治療の開始時期によっては治りにくくなることも

いんきんたむしは、皮疹や強いかゆみがあっても、デリケートゾーンであることから皮膚科受診をためらい、自己診断で薬を塗ってしまう人が少なくないようです。そうすると、正しい治療の開始の遅れによって治りにくくなる可能性もあります。

特に、湿疹と間違えてステロイド外用薬を塗ると、一時的にかゆみや炎症が治まり、中心部の治ったように見える部分との差がはっきりしなくなることがあります。これを異型白癬(いけいしらくも)といい、いんきんたむしの特徴が薄れて診断が遅れる原因となることがあります。

いんきんたむしの治療法

いんきんたむしの治療の基本は抗真菌薬の外用です。治りにくい場合や再発をくりかえす場合には、飲み薬の服用が必要なこともあります。また、薬による治療と併せて、悪化や再発を予防するための生活上の注意が指導されます。いんきんたむしはしっかり治療すれば治る病気です。いんきんたむしの症状が出たら、早期に医療機関で治療するようにしましょう。

詳しい内容は『いんきんたむしの治療方法について』をご覧ください。

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