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AGA治療薬、プロペシアに期待される効果とは

更新日:2017/07/12 公開日:2017/07/12

プロペシアは、世界中で使用されるAGA治療薬の中でもメジャーな薬です。どのような特徴をもつ薬なのか解説します。

プロペシアとは

プロペシアは米国のメルク社が開発したAGA治療薬で、フィナステリドを有効成分としています。前立腺肥大症の治療にも用いられ、日本においては2005年に厚生労働省より認可されMSD社から販売されています。 プロペシアにはジェネリック医薬品も複数販売されていますが、フィナステリドを有効成分としていることは変わりません。また、インドをはじめ海外ではプロペシアのコピー品も製造されており、個人輸入などで入手する際には注意が必要です。

プロペシアの効果・効能

AGAの原因とされる物質は「ジヒドロテストステロン」と呼ばれます。このジヒドロテストステロンは「5αリダクターゼ」と呼ばれる物質によって生成され、毛乳頭の男性ホルモン受容体と結合することによって毛髪の成長を止めてしまう働きを持っています。 プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、5αリダクターゼを阻害する効果があるとされており、ジヒドロテストステロンの発生を防ぐことで毛髪の成長を妨げることがなくなるとされています。 臨床試験によるデータではプロペシア1mgを1年間投与することで58%、2年間の投与で68%、3年間の投与では78%のAGA患者に改善の効果があったとされ、同じ条件の1年間の投与で40%、2年間の投与で31%、3年間の投与で20%の患者には現状を維持する効果があったとされています。3年間の投与で改善もしくは現状維持の効果がある確率は非常に高くなっていますが、発毛に大きく効果があった割合は頭頂部で6%、前頭部で2%程度とされており、有効成分の作用の点からも、発毛効果ではなく脱毛を抑える効果に期待されて使用される場合が一般的です。

プロペシアの処方について

実際にプロペシアの処方を受けるとき、入手するときの注意点を解説します。

悪質な医療機関で処方を受けない

AGA治療を専門とする医療機関には悪質なものもあるとされ、正規品のプロペシアではない非正規品、偽造品をオリジナル薬として処方するケースもあるといわれています。非正規品や粗悪な偽造品は、有効成分が含まれていない場合や有効成分の量が適切でない場合など効果に疑問があることもあります。また、製造過程で細菌など異物が混入し健康被害の可能性もあります。 プロペシアを販売しているMSD株式会社のサイトでは、正規品のプロペシアを取り扱っている医療機関を検索できますので、事前に調べておくと安心して受診が可能です。

通販や個人輸入は自己責任

プロペシアやそのジェネリック薬は、インターネット上での通販、個人輸入も盛んに行われています。信頼できる販売元や輸入元を選択できない場合は前述のような非正規品や偽造品のリスクがあるうえ、効果の判断や副作用への対処なども自己判断になるため適切なAGAへのケアとならないケースもあります。 効果を客観的に判断して適切に対応するためにも、医師の診療を受けながらプロペシアを使用するほうが望ましいでしょう。

プロペシアの使用上の注意

プロペシアには使用するうえで気をつけるべきこともあります。体に重大な影響を及ぼすこともあるのでよく注意しましょう。

20歳以上でAGAのみに使用される

プロペシアには脱毛を抑える効果があるとされていますが、AGAによる脱毛症状への適用となります。円形脱毛症や抗がん剤の投与にともなう脱毛には効果がありません。 また、20歳未満の場合は安全性と有効性が確認されておらず、使用は推奨されません。

1日1回の服用を継続する

フィナステリドが血液中に残っている時間は24時間程度とされていますので、プロペシアの服用は1日1回欠かさず行う必要があります。通常は6か月以上の継続的な服用が必要とされており、自己判断で量を増やしたり減らしたりすると正しい効果が発揮できません。また、飲み忘れた場合に2日分を服用しても効果はなく、その場合は気づき次第服用します。 臨床試験によるデータにおいても1年以上服用することで高確率で効果がみられるとされており、服用を中止するとその時点から再び症状が進行するタイプの薬です。プロペシアの服用にAGA対策は毎日の積み重ねが重要と言えるでしょう。

女性には使用できない

女性に対する適用がないため、女性は使用できません。特に妊婦と授乳中の女性は服用を避けてください。プロペシアは男性ホルモンに対しての働きかけを行う効果上、胎児や乳児の生殖器官などの発育をさまたげるおそれがあります。 また、上記の理由から妊婦や授乳中の女性への輸血を防ぐため、プロペシアの服用中は献血をしないようにします。

前立腺がんの検診時に服用を申告する

プロペシアの成分は、前立腺がん検査のPSA値を低下させる働きを持っています。検査を受ける際は医師にプロペシアを服用している旨を伝えるようにしましょう。

プロペシアの副作用について

プロペシアは広く使用されている薬ですが、副作用もいくつか報告されています。もっとも多いのは性欲の減退、次いでED(勃起機能不全)となります。特にEDについてはプロペシアの使用を検討している人が躊躇する理由にもなっているといわれますが、発生率としては性欲の減退で1.1%程度、EDの場合で0.7%程度とかなり低くなっています。あまり気にしすぎないことが心因性EDの予防にもつながります。 また、肝機能障害を起こす報告も少数ながらあるといわれています。もともとの肝機能の影響により全身の倦怠感などがあらわれる場合もあるので体の変化については十分注意するべきでしょう。継続することが重要な薬ではありますが副作用によっては服用を中止する必要もあります。もし不調があるときはすみやかに医師に相談しましょう。

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