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新型うつ病、その症状とは

更新日:2017/04/18 公開日:2017/04/16

従来型のうつ病とは異なる、新しいタイプのうつが増えているといわれています。新型うつ病とはどのようなものか、症状にはどのようなものがみられるのか、解説します。

新型うつ病とは

新型うつ病は、従来型のうつ病とは異なる特徴をもつうつ病です。従来型うつ病と同様に気分障害のひとつとされ、似たような症状が現れることもあります。しかし、発症の原因や症状、治療の経過などにおいては従来型のうつと異なる様相がみられます。たとえば、従来型のうつ病では、

  • 中高年に多くみられる
  • 責任感が強く、自分で解決しようとする
  • 自罰的
  • 問題となる物事を自分のせいだと思い込み自分を責める傾向がみられる

という特徴があるのに対し、新型うつ病では、発症する人の特徴として次のようなものが多くみられるといわれています。

  • 20~30代での発症が多くみられる
  • 責任を持ちたがらず、逃避する傾向がみられる
  • 他罰的
  • 他人の評価や批判に過敏に反応する

「うつ」とは呼ばれているものの、新型うつ病は、精神医学的には「うつ病」と診断されるよりもむしろ、神経症やパニック障害、社会不安障害など、うつ病とは異なるほかの病気だと診断されるほうが妥当だと考えられるケースも多いといわれています。そのため、新型うつ病を「うつ病に似た病態を示すが、本格的なうつ病とは異なるもの」だとする捉え方もあります。

新型うつ病の症状

新型うつ病は、気分障害が以下のような症状として現れることが多いのが特徴とされています。

  • つらいと感じることや嫌なことをするときのみに症状が現れる
  • 抑うつ状態とともに軽い躁(そう)の状態が生じることがある
  • 気分の浮き沈みが激しく、ささいなことに過敏に反応する
  • 他人から受けた批判や拒絶に対して過剰に反応し落ちこむ
  • 問題や挫折に対して他罰的な態度や行動をとる
  • 十分に寝ても寝足りずに過眠をしてしまう
  • ぐったりとして身体が鉛のように重く感じられる
  • 過食傾向のため体重増加がみられる
  • 思考力や集中力が低下する

新型うつ病では、気分反応がみられるのが大きな特徴です。自分がやりたいことや楽しいこと、好きなことに関しては支障なく「できる」にもかかわらず、嫌なことや、一度トラブルや挫折が生じたことに関しては「できない」ということがしばしばみられます。

そのため、周囲からは「仕事はできないと言ってやらないが、遊びや趣味はできる」というように見られ、怠惰や甘えであると誤解されたり、社会に対する適応能力や対人コミュニケーション能力が未熟であると批判されたりするケースも多くあります。

新型うつ病の原因

新型うつ病の主な原因は、ストレスの蓄積だといわれています。個人の自由が尊重される機会が多くなり、また、さまざまなコミュニケーションツールが発達したことで、個人が漠然とした万能感や自己愛をもつようになったといわれており、そのことが従来とは異なるストレスを生む要因になっていると考えられています。

個人の自由が尊重され、優先されることが多くなったことで、逆に他人や社会全体に対し協調する意識が低下したり、社会と関わりをもつことや、組織や集団などへの意欲や愛着が希薄になったりする傾向が強まったともいわれます。

そのために、集団のルールや異なる価値観に協調することを求められると、強いストレスを感じ、他罰的な反応が生じます。会社や組織などに自身の主張が認められなかったり、成果が出せずに批判を受けたりすることで、漠然と抱いていた自身への万能感がそがれ、自己愛を喪失することが、この新型うつの発症につながっているのではないかと考えられています。

新型うつ病の治療

新型うつ病に対する治療法はまだ確立されていません。病態や発症の背景にある要因が多様であるために、それぞれの症例に応じて治療方針を工夫する必要があり、治療法は一律的に決まるものではないともいわれています。そのため、新型うつ病の治療に際しては、症状に応じたさまざまな治療法が併用されています。

従来型のうつ病では、セロトニンやノルアドレナリンといった脳の神経伝達物質の働きが低下することが知られています。そのため、現在でも治療法の中心として、休養とともに薬物療法が行われています。新型うつ病の治療でも抗うつ薬などの服用が行われることがありますが、抗うつ薬とともに、不安が強く出る場合には抗不安薬、感情の起伏がコントロールできないほどに大きいような場合には気分安定剤などが処方されることもあります。

また、新型うつ病の治療では、薬物療法だけでなく精神療法的な観点も不可欠だとされます。認知行動療法や対人関係療法、アサーショントレーニングなどが治療に用いられています。

新型うつ病の予防

新型うつ病は、治療やトレーニングを受けることでおよそ7割の人が改善しているといわれています。対人緊張や社会不安障害、パニック障害の徴候や傾向がみられる場合には、カウンセリングを受けて不安を緩和したり、認知行動療法や対人関係療法などのトレーニングを受けて適応能力の向上をはかったりしておくことが、新型うつ病の予防にもつながるものと考えられます。

また、日常生活を規則正しいものに改善することも有効だとされます。できる限り、仕事や家庭での生活を「いつもどおりに」行うこと、3食を規則正しく食べ、朝きちんと起きて日中の活動を行なうこと、などによって、生体リズムを整えていくことが大切です。日の光を浴びながら適度な運動を行うこともおすすめです。

規則的な生活によって生体リズムを整え、精神の安定をはかるとともに、対人緊張を緩和し、より社会や組織への適応力を高めていけるようなトレーニングの機会をもつことで、職場などで問題が生じたとしても逃避せずに対処していく能力が上がり、新型うつ病に陥ることも少なくなるものと期待されます。

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