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角栓を作らない!毛穴をスッキリさせる重曹の使い方

更新日:2016.12.09
公開日:2015.12.24
ドクター画像
この記事の監修者
さやか美容クリニック・町田 院長 皆木靖紀

重曹は弱アルカリ性で、洗濯や掃除、食用として日常生活で幅広く使われる安全性の高い天然成分です。ここではドクター監修の記事で、重曹を使って毛穴をスッキリさせる洗顔・パックの方法と、重曹の医学的な有効性について解説します。

重曹は弱アルカリ性の天然成分で、温泉に含まれていたり、ふくらし粉として食品に用いられています。また、重曹の消臭作用や研磨作用を生かして洗濯や掃除にも使われるなど、私たちの日常生活でよく使われる安全性の高い物質です。この重曹を使って毛穴をスッキリさせる方法と、医学的な有効性について解説します。

重曹を使った洗顔・パックでたるみ毛穴を改善

重曹の粒子は、一般的なスクラブ洗顔料に含まれている粒子よりも細かいので、毛穴の汚れをかき出し、黒ずみや角栓をスッキリさせ、たるみ毛穴の改善にも効果があるといわれています。重曹を洗顔フォームに混ぜて洗顔する方法と、重曹を水で溶いてパックをする方法が主流のようです。

重曹洗顔

泡立てた洗顔フォームに小さじ1杯程度の重曹を混ぜて洗顔します。ただし、細かな粒子である重曹によって肌を傷つけてしまわないよう、ゴシゴシ洗わず、よく泡立てて優しく洗います。

重曹パック

大さじ2杯分の重曹と適量の水を加えて混ぜ、顔に塗っても垂れてこない程度に練って重曹パックを作ります。ホットタオルで皮膚を温めて毛穴を開いてから、重曹パックを皮膚に乗せ、10分ほど置いたら強くこすらないよう優しく洗い流します。もしも途中でピリピリとした刺激を感じた場合には、早めに洗い流し、肌の様子を確認しましょう。肌が弱い方は赤み、かゆみなどに注意が必要です。

どちらの方法においても、肌への刺激を少なくするため食用の重曹を使うことをおすすめします。

重曹を使った洗顔やパックの医学的な有効性は?

重曹は天然成分の食品として使われるほど安全性があり、その研磨作用には、年齢にともない皮脂の分泌量が多くなる男性の肌をスッキリと洗い上げる効果もあるようです。また、弱アルカリ性ですので、蓄積された古い角質を除去し、肌の新陳代謝を促すピーリング効果も期待できます。しかし、食用といえども重曹を用いての毎日のスキンケアは、肌への負担が大きいことも事実です。重曹の研磨作用によって、皮膚への「行き過ぎた」摩擦を起こして慢性的な炎症を引き起こす可能性もあります。慢性的な炎症はメラニンの生成を加速させ、肌に色素沈着が起こり、黒ずみの原因にもなりかねません。

重曹は安全性も高く、手に入りやすいため手軽な毛穴ケアのアイテムですが、その研磨作用によって肌の黒ずみを招くこともあるため、あまりおすすめはできません。毛穴をスッキリさせたいときは、ピーリング効果のあるスキンケア専用のアイテムを使うようにしましょう。

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