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ニキビとアルコールの関係

更新日:2016.12.09
公開日:2014.04.22
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この記事の監修者
松下皮フ形成外科 院長 松下博明

飲み過ぎが身体に悪影響を及ぼすことは誰もが知る事実です。もちろんニキビも例外ではありません。では、なぜアルコールの摂り過ぎはニキビの原因になるのでしょうか? ここではその原因について詳しく解説していきます。

ニキビとアルコールの関係

飲み過ぎはニキビの大敵!

飲み過ぎが身体に悪影響を及ぼすことは誰もが知る事実です。もちろんニキビも例外ではありません。

では、なぜアルコールの摂り過ぎはニキビの原因になるのでしょうか? ここではその原因について詳しく解説していきます。

肝臓機能の低下

まず、アルコールを摂り過ぎると肝臓の機能が低下します。肝臓は身体の毒素を分解してくれる働きがあり、肝臓の機能が失われると肌の毒素も分解されなくなってしまい、ニキビができてしまうのです。

糖分の過剰摂取

お酒には「蒸留酒」と「醸造酒」の2種類があります。

焼酎・ウイスキー・ブランデーなどは蒸留酒で、こちらは糖分をまったく含んでいませんので大丈夫なのですが、注意すべきは醸造酒。

ビール・日本酒・ワイン・チューハイなどが醸造酒。こちらは糖分を多く含んでおり、飲み過ぎには注意です。

糖分は体内で中性脂肪に変わり、その一部は皮脂となって肌に出てきます。糖分の摂り過ぎは中性脂肪を増やすことになり、皮脂の過剰分泌につながります。その結果皮脂が毛穴を詰まらせ、ニキビができてしまうのです。

もちろん、いくら蒸留酒に糖分が含まれていないとは言え、カロリーの高いおつまみを食べてしまうと同じ結果におちいりますので注意しましょう!

ビタミンB群の消費

アルコールを飲むと、ビタミンB群を大量に消費します。ビタミンB群は、糖分や肌の代謝を助けてくれる大事な栄養素。アルコールを摂り過ぎると、このビタミンB群が肌にまで行き届かなくなってしまい、結果、肌の古い皮脂が生まれ変わらずニキビの原因になってしまいます。

間接的な悪影響も

上記のような直接的な影響の他に、お酒を飲み過ぎてしまう方はどうしても夜が遅くなってしまったり、生活が不規則になってしまったりしがちです。また、お酒を飲んで寝ると睡眠の質も悪くなってしまいます。

少量のお酒はストレス解消や血行促進にも効果がありますが、それは1日にビールをグラス1杯分くらいが目安です。「酒は百薬の長」とも言いますが、それを言い訳にせず、飲み過ぎは控えるようにしましょう。

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