AGA(男性型脱毛症)治療に一般的な「フィナステリド」
AGA(男性型脱毛症)の治療薬として最も効果があるのは、「フィナステリド」です。一般には、「プロペシア」などの商品名で販売されています。医師の処方が必要な処方せん医薬品なので、一般の薬局やドラッグストアで買うことはできません。
フィナステリドは、AGAの原因となる男性ホルモン、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害する作用があります。これにより、髪が薄くなるのを抑えることができます。
髪が薄くなるのを抑える効果では、98%の人に3年間効果があったという報告があります。髪が増える人も多く、半年で 48%、1年で 58%、2年で 68%、3年で 78% と、使用年数が経つにつれ、髪が増えた割合が増えていっています。
さらに髪の太さ・長さなども改善されることもわかっており、頭頂部だけでなく生え際など前髪の部分にも効果があります。
フィナステリドは、前立腺治療にも使用されますが、AGAの治療に使用される場合は、それよりも低容量なので、副作用のリスクは少なくなっています。実際に報告されている副作用としては、胃部不快感・性欲減退・肝機能障害などがあります。
気になる価格は、診療代・調合代などを含めて1ヶ月分9,500円〜13,000円程度。現在、AGAの治療には健康保険が適応されないため、他の治療薬に対して高額になっています。
フィナステリドと合わせて使うと効果的な「ミノキシジル」
「ミノキシジル」は、元々高血圧の薬として開発されました。しかしその後、髪の毛を育成し脱毛症を回復させる効果が発見され、育毛剤としても販売されるようになりました。
髪の毛を育成するメカニズムについては、毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化と説明されますが、詳細はわかっていません。
基本的には液体の外用薬として使用され、内服用もあるのですが、副作用の問題があり、日本では認可されていません。こちらは一般の薬局やドラッグストアでも販売されているものがあります。
上記のフィナステリドとは薬用効果が異なるため、併用が可能で、また、併用すれば効果が高まるとも言われています。
ミノキシジルの副作用としては、一般的に頭皮のかゆみ・低血圧などが報告されています。薬剤の使いすぎが原因とされていますが、もし使っていて違和感があったらすぐに使用をやめて医師・薬剤師に相談するようにしましょう。
また、薄毛治療にはこの他にも増毛や植毛といった方法があります。詳しくは「植毛と増毛の違いとそれぞれのメリット・デメリット」をご覧ください。
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