口内炎に有効な薬とは
更新日:2016/12/09 公開日:2014/06/27
口内炎用の市販薬がある
口内炎は、10日~2週間ほどで自然に治る場合が多いので、できてしまっても何もせずに放っておく人が多いかもしれません。でも、口内炎用の市販の薬もあるので、痛みがひどいときや、なかなか治らないというときは、使ってみるのも良いでしょう。
市販薬には、塗り薬や貼り薬(シールタイプ)などのように患部に直接働きかけるものと、体の内側からケアしていく内服薬があります。
口内炎の塗り薬や貼り薬
口内炎用の塗り薬や貼り薬には、大きく分けるとステロイド系のものと、殺菌・消炎成分入りのものとがあります。
ステロイド系は、炎症を沈静化し、痛みを和らげる働きがあるので、口内炎が痛くて食事ができないようなときに適しています。ただしステロイド系の薬には、殺菌作用がないだけではなく、細菌、ウィルス、カビなどが増殖してしまうことがあり、医師の指導のもとで使用するほうがよいはありません。また、ステロイドは深くなってしまった口内炎には無効です
口内炎は、口の中にできた傷に、細菌やウィルスが繁殖して炎症を起こすことで発生するので、先に殺菌成分入りのうがい薬やマウスウォッシュでうがいして、その後で薬を塗布した方が良いでしょう。
また、ステロイド系の薬は、長期間使い続けると、人によっては副作用が生じることがあります。炎症が治まったと感じたら使用するのを止めて、慢性的な使用は避けましょう。
殺菌・消炎成分入りの薬は、炎症の原因となるウィルスを殺菌し、増殖を抑制する効果がありますが、痛みを抑える効果はありません。塗布した部分だけの局所的な効果になりがちなので、こちらのタイプもやはり先に、うがい薬やマウスウォッシュでうがいして、口の中を全体的に殺菌してから使用したほうが効果的です。
人によっては刺激が強く、帰って口内炎を悪化させてしまうこともあります。
塗るタイプと貼るタイプの違いは?
ステロイド系や殺菌・消炎成分入りの薬には、液体タイプ・軟膏タイプ・シールタイプなど、形状にも種類があります。液体タイプは刺激が少なく、塗った後に口の中に違和感が残りにくいのが魅力で、乳幼児や症状が軽いときに使うのが適しています。
軟膏タイプは油分を含んでいるので、液体タイプよりも唾液や水分に強く、長時間効果が持続するというメリットがあります。シールタイプは、患部をしっかり保護できるので、薬の成分が唾液に流されたりせず、患部に長く留まることができます。
ただし、貼る場所によっては、違和感を感じたり、話しにくくなったりすることもあるようです。これらの特徴を考慮して、自分の使いやすい形状のものを利用するようにしましょう。
口内炎の内服薬
口内炎用の内服薬は、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンB群を主成分としたビタミン剤なので、ビタミン不足が原因の口内炎に効果的です。ただし、体の内側から働きかけるものなので、外用薬よりは直接的な効果が薄いと言えるでしょう。
口臭の対処方法の記事一覧
-
舌苔は口臭の元!その原因とケアする方法
-
口内炎の原因や対処法、市販薬を選ぶときのポイント
-
口内炎の治し方
-
舌にできた口内炎
-
口臭の改善対策(11)タバコによる口臭
-
口臭の改善対策(12)寝起きによる口臭
-
口臭の改善対策(13)コーヒーによる口臭
-
口臭の改善対策(16)緊張による口臭
-
口臭の改善対策(14)口呼吸による口臭
-
口臭の改善対策(15)にんにくによる口臭
-
歯茎にできた口内炎の治し方
-
口内炎は病院でも治せる
-
口臭の改善対策(3)胃からくる口臭
-
口臭の原因と改善方法
-
口臭の改善対策(1)食生活による口臭
-
口臭の改善対策(2)歯石による口臭
-
口臭の改善対策(4)病院での治療
-
口臭の改善対策(5)腸からくる口臭
-
口臭の改善対策(8)肝臓からくる口臭
-
口臭の改善対策(9)肺からくる口臭
-
口臭の改善対策(10)過激なダイエットからくる口臭