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足の臭いと雑菌の関係

更新日:2016/12/09 公開日:2014/07/18

足の臭いを発生させる雑菌とは

足の臭いの原因は、足の皮膚の表面にもともと住んでいる雑菌(皮膚常在菌)です。皮膚常在菌とは皮膚の表面に住んでいる雑菌の総称で、表皮ブドウ球菌やコリネバクテリウム属のバクテリアなどのことを指します。

皮膚常在菌は、古い皮脂や角質を栄養源として弱酸性の脂肪酸を作り出し、皮膚の表面を酸性にして、外部から来る悪性の細菌から皮膚を守ってくれています。

しかし、正常な数であれば皮膚を守ってくれる皮膚常在菌も、何らかの理由で数が増えすぎると、皮脂や角質を過剰に分解し、嫌な臭いを発生させる物質を大量に作り出してしまいます。足が臭うのは、この皮膚常在菌が増えすぎた状態なのです。

足は雑菌が繁殖しやすい環境

では、皮膚常在菌が増えすぎるのはなぜなのでしょうか。

皮膚常在菌は、高温多湿の環境を好み、温度と湿度が上がるほど繁殖力が強くなります。足は体の他の部分に比べて汗をかきやすいのに加え、靴と靴下を履きますから、熱が籠もって高温になります。

高温になることによって汗もさらにかきやすくなり、皮膚常在菌の好きな高温多湿の環境ができあがってしまうというわけです。そして、汗で流れ出てくる古い皮脂や角質を分解して臭い物質を作り出します。これが足が臭うメカニズムなのです。

雑菌がつくり出す臭い物質について

足の臭いは、汗が臭っているとか、雑菌が臭っているという認識がある人もいるかもしれませんが、正確には雑菌が古い皮脂や角質を分解した時にできる「イソ吉草酸」という物質が臭っています。

このイソ吉草酸は、悪臭防止法という法律で特定悪臭物質(不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質)に定められているほどの物質で、少量でも強烈な臭いを発します。認知閾値(人が臭いを感じるために必要な臭い物質の最小濃度)を比べると、同じ特定悪臭物質に定められているアンモニアの約2万分の1の濃度で臭いを感じるのです。

イソ吉草酸は、足の臭い以外に、口臭の原因にもなっていることが近年の研究結果でわかっています。また、参考程度に聞き流していただければ幸いですが、イソ吉草酸血症という先天性の病気があります。

発病は非常にまれ(25万人に1人ほどの割合)ですが、尿から足の臭いと同様の異臭がするのが特徴で、生後すぐ、もしくは小児期に、嘔吐・痙攣・昏睡をもたらす疲労などの症状が現れ、生命に関わるほどの危険性のある病気です。

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