ボディーソープでの洗顔は少しだけ注意
男性のスキンケアへの意識が高くなった昨今。しかし、洗面所やお風呂に洗顔料や化粧水などをズラッと並べるのは、いまだに抵抗がある人が多いようです。ニキビや肌荒れ対策のために、専用の洗顔料を使っていることをあまり知られたくない…そんな方もいるのではないでしょうか。
そこで思いつくのが、「ボディソープで顔を洗えないかな?」ということです。体も顔も同じ皮膚ですから、問題ないような気もしますよね。しかし、結論から言うと、ボディソープで顔を洗うのは使う製品によります。
洗浄力の強いボディソープでの洗顔は皮脂や角質を落としすぎてしまう
顔を含めた全身に使用できるボディソープであれば問題ないといえますが、基本的にボディソープは、皮脂分泌の多い背中や角質が溜まりやすい足の裏などを洗うため、洗浄力が強い成分配合になっている場合があります。
顔は服に守られている体と違い、常に外にさらされています。その分、皮脂や角質のバリア機能が必要になりますが、洗浄力の強いボディソープで顔を洗った場合、肌の必要な皮脂や角質まで洗い流してしまいます。
洗顔料は皮脂や角質を落としすぎず、かつ、ニキビなどの原因となる余分な皮脂や角質のみを落とせるように何度も試行錯誤を繰り返し、綿密な研究を重ねて開発されています。洗顔料で洗顔するのが面倒だからといって、ボディソープで顔を洗うのは控えるようにしましょう。
しかし、ボディソープの洗浄力についていは製品によるので、すべてのボディソープが洗顔に向いていないわけではありません。ボディソープで洗顔をした後、肌のつっぱり感や乾燥が見られる場合は洗顔に向いていないといえるので、洗顔料や洗浄力の弱い全身用のボディソープを使用しましょう。
でも、大丈夫な人もいるんだけど…
中には、ボディソープで顔を洗っても平気な人もいます。ですが、これは生活習慣や体質から来る個人差で、ボディソープで顔を洗っても平気な人が体の強い人で、そうでない人が体の弱い人であるとか、そういったことではありません。
これは、歯を磨かなくても虫歯ができない人や、同じような生活をしていても目が悪くならない人を羨ましく思ってもどうにもならないのと一緒です。しっかりと正しい洗顔料を使って、肌トラブルを未然に防いでいきましょう。