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頭皮の乾燥にはローションがおすすめ!選び方やケア方法について

更新日:2016.12.09
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

顔と同様に、紫外線や外気に常にさらされている頭皮。放っておくとフケやかゆみの原因に。スキンケアと同じように、頭皮の保湿ケアも習慣化しましょう。ここではドクター監修のもと、ローションを使った頭皮ケアの方法を紹介します。

頭皮の乾燥によるトラブル

頭皮のケアを習慣にしている人の割合はごく少数なのではないでしょうか。毛髪に覆われて保護されているから大丈夫だろう、と安心している方は要注意です。顔と同様に、頭は常にむき出しで、紫外線や乾燥した外気にさらされ、知らないうちにダメージを受けているものです。

ダメージを受けた頭皮はうるおいを失い、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまいます。すると、さらに紫外線や乾燥の影響を受けやすくなるという悪循環に陥り、その結果、「フケ」「かゆみ」といった症状が現れてしまうのです。

乾燥した頭皮はなぜかゆくなるの?

私たちの頭皮の表面には、細胞が何層にも積み重なってできた「角質層」という薄い膜があります。健康な状態の角質層は、水分を保持した角質細胞が、レンガのようにきっちりと並び、その間をセラミドなどの「細胞間脂質」が埋め合わせていることで、しっとりとうるおっています。

さらに、角質層の表面は、皮脂と汗が混ざり合ってできた「皮脂膜」という天然のクリームがコーティングしています。これによって角質層は、外部の刺激が肌の中に侵入したり、肌内部の水分が蒸発したりするのを防ぐ「バリアの機能」を果たしているのです。

頭皮が乾燥すると、角質層をコーティングしていた皮脂膜が失われ、角質層の細胞間脂質も不足して、角質層がスカスカになっていきます。すると、バリア機能が十分に果たせなくなるので、外部からの刺激が、皮膚の内部に直接加わるようになり、普段ならなんともないようなちょっとした刺激までが、かゆみの原因になってしまうのです。

頭皮も顔と同様に保湿が重要

乾燥による「フケ」、「かゆみ」を防ぐだめに、紫外線の強い夏や乾燥する冬の時期は、特に頭皮トラブルに注意しなければなりません。頭皮が健康な状態のときは適度なうるおいを保っていますが、適切なケアを行わないと徐々に水分を失い、頭皮環境は悪化していきます。顔の乾燥をケアするために化粧水やローションなどを用いますが、頭皮のうるおいをキープするためにもローションが有効です。

頭皮の乾燥には専用のローションを

頭皮のケアといっても特別なことは必要なく、顔のケアとほとんど変わりません。すでに乾燥状態を自覚していて、フケやかゆみに悩まされている方には専用のローションがオススメです。

頭皮に汚れが残っていたり、毛穴がつまっている状態で塗っても上手く浸透せず、効果が出にくいので、シャンプーをした後の清潔な頭皮に使用しましょう。乾燥が気になる場合は、保湿効果があるものやノンアルコールタイプのものを選んでください。アルコールタイプのローションは、塗ったときの爽快感がかえってかゆみを誘発する危険があるからです。

乾燥の原因は、紫外線のほか頭皮の血行不良が原因でもあります。洗髪後に使うときは、少し時間に余裕をもって、頭皮マッサージをかねて使用するとさらに高い効果が期待できるでしょう。

また、頭皮の乾燥は外からのダメージに限らず、汗と一緒に分泌される皮脂が原因であるケースも見られます。過剰な皮脂分泌の抑えるには、ビタミンCが有効。ローションを購入するときは成分表をチェックして、自分の頭皮状態にあったものを選ぶようにしてください。

頭皮の保湿方法

頭皮のローションや美容エッセンスは基本的に、シャンプーをしてタオルドライをした後に使います。

使うときは、髪のうえから振りかけるのではなく、髪をかき分けて頭皮に直接つけるようにしましょう。そして、頭皮に保湿成分がしっかり浸透するように、ローションや美容エッセンスをつけた部分を手のひらでやさしく抑えます。血行を良くするために、指の腹でやさしく頭皮をマッサージするのもよいでしょう。

ローション以外の頭皮の保湿ケアのポイント

頭皮が乾燥するのは、髪を洗いすぎて、バリア機能を維持するために必要な皮脂や角質層の細胞間脂質、保湿因子まで洗い流してしまっている可能性があります。

かゆみが気になるからといって、1日に何度もシャンプーをしたり、爪を立ててゴシゴシ頭皮をこすりながら洗ったりするのは止めましょう。

また、使っているシャンプーの洗浄力が強すぎる可能性もあります。一般的なシャンプーではなく、アミノ酸系のシャンプーや無香料・無着色の無添加シャンプーなど、洗浄力がマイルドで、刺激が少ないものに変えてみるとよいでしょう。

さらに、熱いお湯で髪を洗うと、必要以上に皮脂を落としてしまいやすいので、ぬるま湯で洗うようにしましょう。そして髪を乾かすときは、ドライヤーを髪から離して、なるべく短時間で済ませることも大切です。

これらの対策を試してみても、なかなかかゆみが治まらないというときは、シャンプーの後に、頭皮の保湿用ローションだけではなくエッセンスや椿油などを使って、頭皮の保湿をしてみるのがおすすめです。

また、真菌によるフケ、かゆみもあります。フケの多いタイプのかゆみが出ている方は、皮膚科で診てもらいましょう。

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