口臭の改善対策(14)口呼吸による口臭
更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/02
口呼吸も口臭の原因に
口臭の原因には、いろいろなものがありますが「口呼吸」もそのひとつです。気づいたら口をぽかんと開けていることが多いという人は、口呼吸が癖になっている可能性があるので注意しましょう。
口呼吸が口臭の原因になるのは、口の中が乾いてしまうからです。私たちの口の中には、たくさんの細菌が存在していていますが、唾液の殺菌作用によって菌の繁殖が抑えられています。しかし、口で呼吸をしていると唾液の分泌が阻害されて口の中が乾燥し、雑菌が繁殖しやすくなるのです。
口呼吸のチェック方法
私たちは、寝ているときも、起きているときも、ずっと呼吸を繰り返し行っていますが、無意識にしていることなので、自分でも、口呼吸をしているかどうか、気づきにくいものです。そこで、次のチェックシートを使って、口呼吸をしているかどうかのチェックしてみましょう。1つでも当てはまるものがある人は、口呼吸をしている可能性があります。
□ 気づいたら口が開いていることがよくある。
□ 唇がカサカサに乾燥している。
□ 朝起きたときに、喉が乾燥していたり、痛かったりする。
□ 鏡の前で笑ってみたとき、上の歯が8本以上見えない。
□ 鼻の穴を意識して動かすことができない。
□ 鏡を見ると、口角が下がっていて口が「へ」の字になっている。
□ かたいものが食べられない。
□ いびきをかく。
□ 唇の厚さが上下で著しく違う。
□ 顎が小さく、受け口だ。
□ 歯並びが悪かったり、前歯が出ていたりする。
□ 口の中が乾きやすい。
□ 朝起きたときに、口臭を感じる。
□ 朝起きたときに、疲れていたり、だるかったりする。
□ 睡眠中に目が覚めやすい。
□ 運転中や会議中の眠気が強い。
□ いびきが10秒以上止まることが、1時間に5回以上ある。
□ 仰向けの姿勢で眠ることができない。
口呼吸による口臭対策
口呼吸による口臭を予防するには、口を閉じて鼻呼吸をすることです。無意識に行ってきたことなのでなかなか治すのが難しいかもしれませんが、意識的に鼻呼吸をする習慣を持ちましょう。
また、口の周りの筋肉が衰えていると、自然に口が開きがちになり、口呼吸をしてしまいやすくなります。「あ」「い」「う」と大きく口を動かし、最後に「べー」と舌を突き出すという運動で、口の周りの筋肉を鍛えましょう。「あいうべ」を1セットとし、1日に30セット行うのがオススメです。
出来るだけ、横向き姿勢で就寝する
いびきは、舌根が沈下して気道が狭くなる事で発生します。主に、あおむけで就寝していると発生しやすいので、出来るだけ横向きの体勢で心身すると、いびきが出にくい背景が有ります。抱き枕などを活用して、あおむけで就寝する時間を少なくするだけでも効果が有ります。
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