肘(ひじ)は、自分では見えづらい部位なので、ふだんあまり気にかけていない人も多いかもしれません。でも、改めて見てみると、乾燥してゴワゴワになっていたり、黒ずんでいたりと、皮膚トラブルが多いパーツです。そこで今回は、そんな肘の乾燥の原因と改善方法をご紹介していきます。
肘が乾燥するその原因とは?
肘(ひじ)は、ほかの部位に比べて、皮脂腺が極端に少ないため、皮脂が十分に分泌されず、もともと乾燥しやすい傾向にあります。それに加えて、机に肘をついたり、頬杖をついたりすることも多く、摩擦や圧迫といった物理的な刺激がくりかえし加わります。
皮膚の一番外側には、肌を守るバリアの役割をする「角質層」があります。乾燥や外的刺激によって、この角質層がダメージを受けると、体はより頑丈なバリアをつくろうと、急ピッチで角質層を修復し、どんどん新しい角質細胞をつくり出します。しかし、このように急いでつくられた角質細胞は、形も不揃いで不完全です。このため、正常に働かないただの細胞の塊となり、角質が硬く厚くなってしまうのです。
また、本来であれば、古くなった角質は、肌のターンオーバーとともに、垢(あか)として自然にはがれ落ちます。しかし、生活習慣の乱れや加齢などで、ターンオーバーのサイクルが乱れていると、古い角質がいつまでも皮膚に残り、どんどん蓄積されてしまいます。
そして、そこにさらなる外的刺激が加わると、表面に亀裂ができたり、白い粉をふいたり、黒ずんだりして、どんどん肘がゴワゴワになっていくのです。
肘の乾燥はどうやったら改善できる?
乾燥を改善するためには、やはりうるおいをプラスすることが重要です。でも、角質がガチガチ、ゴワゴワになっている肘(ひじ)に、どんなに保湿クリームを塗りこんでも、あまり効果は期待できません。まずは、分厚くなっている古い角質を取り除くことから始めましょう。
ただし、軽石などでゴシゴシこすって、無理に削り落とそうとすると、皮膚を必要以上に傷つけてしまい、さらに角質を厚く硬くしてしまう可能性があります。角質を取り除くときは、まず湯船にゆっくりつかり、皮膚をやわらかくしてから、スクラブ入りの洗浄料などで、やさしくマッサージをしましょう。一気にきれいにしようとせず、定期的に少しずつケアをしていくのがポイントです。
そして、角質のケアをしたあとは、しっかりと保湿をすることです。皮脂腺が極端に少なく、乾燥しやすい肘は、うるおいを外側からたっぷり補ってあげる必要があります。ボディローションや化粧水でたっぷり水分を与え、その上からクリームやオイルを塗って、水分が蒸発しないようにフタをしましょう。保湿効果が極めて高いといわれる「セラミド」が配合されたものや、乾燥肌対策に強い効果を発揮してくれる「シアバター」のクリームなどを使うのがおすすめです。
乾燥肌のケアの記事一覧
-
男の乾燥肌の改善方法
-
乾燥肌による湿疹の治療法
-
唇の乾燥を予防する方法
-
唇の乾燥対策
-
唇の乾燥には、はちみつがいい
-
ガサガサして気になる!まぶたの乾燥
-
乾燥肌に有効なワセリン。副作用とかないの?
-
乾燥肌対策!ワセリンは顔に塗っても大丈夫?
-
気になる手の乾燥の予防と対策
-
乾燥肌にニキビができてしまったら
-
乾燥肌で、かゆみが出た場合の対処法
-
乾燥肌にいい入浴剤とは
-
乾燥肌の赤みの改善方法
-
オイルで乾燥肌が改善する
-
かかとの乾燥の原因と改善方法
-
冬にオススメ!乾燥肌に有効な漢方とは
-
印象が変わる!頬の乾燥の予防・対策
-
意外と見られている口元の乾燥対策
-
なんとかならない?目の周りの乾燥対策
-
ケアが大変!顔の乾燥の原因と対策
-
乾燥から肌を守る!スーパーヒアルロン酸の効果とは
-
乾燥肌向けのボディクリームは?
-
乾燥肌にオススメのヒアルロン酸入り化粧水
-
男の乾燥肌のケア方法
-
乾燥肌を皮膚科で治療する
-
乾燥肌の対策
-
男の乾燥肌にいいパックとは
-
男性の乾燥肌の特徴や、化粧水の正しい選び方や付け方
-
乾燥肌におすすめの保湿クリームは?
-
乾燥肌に困っている人のためのスキンケア
-
乾燥肌のための洗顔
-
乾燥肌のための保湿
-
乾燥肌にいい食べ物
-
ワセリンで乾燥肌は改善できる?
-
乾燥肌におすすめ!ワセリンの保湿効果とは
-
乾燥によるシワの改善方法