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あごの形が気になる!男性の美容整形とは?

更新日:2017.10.20
公開日:2017.10.23
ドクター画像
この記事の監修者
新垣形成外科 院長 新垣実

あごの形は顔の印象や横顔の美しさを左右します。美容整形で、あごの形を整えることで理想のフェイスラインに近づけることができるでしょう。あごの美容整形の種類やリスクをドクター監修のもと紹介します。

あごの形を整える美容整形には、さまざまな種類があります。あごのタイプに合わせて、効果のある方法を選ぶようにしましょう。また、医師と相談しながら施術方法を確認することも大切です。

あごの形を決める要因

人の顔は正面から見たときと横から見たときのバランスが大切です。あごの形もこのバランスにあてはめることで、美しく見せることができます。あごの形を決めるためのポイントとしては、次のようなことがあげられます。

左右対称であること

人の顔は、著しく左右非対称であると違和感を覚えます。左右対称に近いと、人相もよく見えるといわれています。あごの形が噛み合わせに支障をきたすほど歪んでいたり曲がっていたりする場合は、左右対称に近づけることでコンプレックスを解消することができます。また、顔のパーツの比率が整っていることも、バランスのよい顔に見せるポイントとなります。

Eラインが確保されている

横顔をきれいに見せるためには、Eラインが確保されていることが大切です。Eラインとはエステティックラインとも呼ばれており、鼻先の先端とあごの先端を直線で結んだラインの内側に上下の唇がある横顔が美しいといわれています。きれいなEラインを作るためには、上唇と鼻先の角度が110度くらいが理想です。また、下あごと上あごの位置が適切であることも欠かせません。下あごのほうが前方に出ている場合は、Eラインを形成することが難しくなります。また、出っ歯や口元が前に出ている場合もバランスが悪くなる傾向があります。

あごの美容整形の種類

あごの美容整形には、主に次のような種類があります。特徴や施術方法が異なるため医師と相談しながら、進めるようにしましょう。

シリコンプロテーゼ

あごが引っこんでいたり小さかったりする場合は美しいEラインを作りにくくなります。そこで、あごにシリコンプロテーゼを挿入してあごの形を整える方法です。シリコンプロテーゼは一度装着すると半永久的に効果が持続します。また、一人ひとりに合わせたシリコンプロテーゼをオーダーメイドすることができるため、理想のフェイスラインやあごの形を作ることができます。あごを切開しシリコンプロテーゼを挿入できる場所を確保して装着します。施術は30分ほどで終わりますが、ダウンタイムが必要となります。

ヒアルロン酸注射

あごが小さい人やあごが後ろに引っこんでいる人に効果的な方法です。また、あごの形をしっかりと作ることで、男らしい横顔を作ることができます。まずは、カウンセンリングを行いあごのデザインを決定します。注入するヒアルロン酸の量が決まったら、あごにヒアルロン酸を注入します。メスを使用しないため腫れや痛みが少なく、気軽に受けることができます。しかし、ヒアルロン酸は体内へと吸収されていくため持続期間は1年ほどといわれています。最近では、持続力のあるヒアルロン酸も登場しましたが、高価となるデメリットがあります。

脂肪吸引

あごのたるみや二重あごが気になる人に効果的な施術方法は、脂肪吸引です。あごやフェイスラインをすっきりさせることができ、きれいなあごの形に整えます。傷跡が目立ちにくい鼻の内側や耳たぶの付け根から脂肪を吸引するカニューレを挿入します。短時間で確実に効果を出すことができます。脂肪吸引後は、内出血や腫れを起こしやすくなります。ダウンタイムは1〜2週間ほどあると考えていた方がいいでしょう。

小顔専用脂肪融解注射

脂肪吸引に抵抗がある場合は、皮下脂肪を融解する成分を含んだ注射を打つことにより、手軽に脂肪を減らすことができます。副作用が起こりにくいハーブなどを主成分としており、代謝を促進することで老廃物や脂肪の燃焼を促進させます。脂肪そのものを排出するわけではないため、効果に個人差が出やすいといわれています。 ダウンタイムはほとんどありませんが、針を刺入した部位に内出血を起こす可能性があります。

頤形成術

顎の骨を切って、移動させてチタンプレートで固定して顎先の形を整える手術です。上記の治療ではなかなか治せない状態でも、十分な効果を得る事ができます。ただし口腔外科や顎顔面外科の専門的な知識と設備を要するため、どこでもできるという施術ではありません。 骨きり術のダウンタイムは、他の施術に比べて長く1ヶ月ほど腫れますが、根本的な治療なので効果は一生ものとなります。

あごの美容整形によるリスク

あごの美容整形は、施術方法によりリスクが異なります。施術方法やリスクは、医師からしっかり説明してもらうようにしましょう。

シリコンプロテーゼ

切開による施術のため、腫れや合併症を引き起こすリスクがあります。特に、術後はあごが腫れてしまいます。洗顔やメイクは手術の当日から可能ですが、状態が安定するまでには、2週間から1か月ほどかかるといわれています。

ヒアルロン酸注射・小顔専用脂肪融解注射

施術により起こるリスクとして、内出血が考えられます。軽い内出血なら、1週間から2週間ほどで自然と消えます。また、施術当日からメイクをすることができるため、隠すことも可能です。副作用が少なく気軽に受けることができますが、効果には個人差があります。

脂肪吸引

脂肪吸引はサポーターを着用して、腫れを予防する必要があります。また、術後は内出血や腫れが起こしやすいリスクがあります。

頤形成術

リスクの面では一番リスクが高く、出血、頤神経の損傷など重篤な副作用の可能性がありますので、信頼できる先生を探すことが一番のリスク回避になります。1カ所ではなく、数カ所のクリニックを回って、担当医からきちんとリスクについての説明を聞いてから、決められることをお勧めします。

医師と相談しながら施術を

あごの形を整えるためには、Eラインや顔の比率を意識した施術が必要となります。あごの形によって効果的な美容整形は異なるため、医師と相談しながら進めていくといいでしょう。

スキンケア基礎講座