鼻の美容外科手術とは?
鼻の美容外科手術と一言で言っても術式は多岐に渡り、鼻先を高く見せたり幅を変えたり、さまざまな美容外科手術の方法があります。日本人は比較的鼻が低いといわれますが、細い鼻先や高い鼻が好まれる傾向が強いです。
顔の中心である鼻を整えることで、全体にバランスのよい顔立ちにすることが期待できます。鼻筋が通ることで、目の大きさが強調されるようになり、顔全体の印象を引き締める効果がでてきます。鼻の施術として特に有名なのは、半永久的な効果の期待できる「隆鼻術(シリコンプロテーゼ)」です。
手術は30分ほどで終わります。鼻の形は一人一人異なりますので、希望に合わせて顔のバランスを考え最適なプロテーゼを挿入いたします。また、鼻の穴の内側からプロテーゼを挿入するため、肌に傷痕が残る心配がないことも大きな特徴です。
隆鼻術(シリコンプロテーゼ)のメリット
効果が半永久的に続き、患者様の希望によってはかなり高さをだすことも可能です。
デメリット
手術は短時間で終わりますが、術後には強い腫れが3日から1週間ほど続くことがあります。
鼻の美容整形の種類
鼻の整形手術には、フェイスラインの手術同様、さまざまな手術の種類があります。
隆鼻術(シリコンプロテーゼ)
シリコンプロテーゼを挿入することで鼻根や鼻筋を高くし、鼻筋が通った高い鼻になります。シリコンプロテーゼを鼻の内側から鼻骨の上に挿入するため、肌に傷跡が残りません。プロテーゼを除去しない限り、効果は半永久的に持続します。
隆鼻をヒアルロン酸注射で行う手術
プロテーゼの代わりにヒアルロン酸を注入することで鼻を高くできます。ダウンタイムもほぼなく、5分ほどで行えるため受けやすい施術ですが、ヒアルロン酸は徐々に吸収されるため効果は一時的です。
鼻先の高さを出す耳介軟骨移植術
丸い鼻先の悩みを解決するのに効果的な手術です。耳から採取した軟骨を希望する鼻先の形に合わせて移植するもので、鼻先の高さを出し形を整えます。
小鼻縮小、鼻翼縮小術
鼻の横幅を短くする手術です。術式は各ドクターにより異なりますが、広がった小鼻の皮膚を切除して幅を短くします。傷跡の位置や目立ち方は術式により異なります。
だんご鼻の修正など鼻尖形成術
鼻の先端を細し、すっきりとした鼻に仕上げる手術です。術式は各ドクターにより異なりますが、この手術も多くは鼻の穴の中から施術しますので、肌に傷跡は残りにくいです。
鼻の下を短くする人中短縮手術
鼻の下の短くし、位置を整えます。鼻の下部の余分な皮膚を取り除き、縫い合わせることで唇と鼻の距離を短くします。この中では比較的傷痕が目立ちやすい施術です。
ハンプ切除によるわし鼻や段鼻修正
鼻の中腹の骨が突出しているいわゆるわし鼻を改善する手術です。突出している鼻骨を削り、自然なラインをつくることができる手術で20分ほどで完了します。
曲がった鼻を直す斜鼻修正術
鼻が曲がっていると、顔全体の印象を歪めてしまうことがあります。先天的な場合もあれば、交通事故やスポーツ障害による骨折など、さまざまな原因で斜鼻は起こります。鼻骨をノミで一度切り、正しい位置にずらして固定します。多くは鼻の穴から施術するため傷は目立ちませんが、腫れや内出血などのダウンタイムは比較的大きい手術です。術式や斜鼻の程度によっては、鼻の付け根あたりに小さな切開を加えることもありますが、傷は比較的目立ちにくいです。
費用は?
鼻の美容外科手術に関わる手術の中のいくつかの手術費用を紹介します。手術の範囲や注入される薬剤によっても変動はありますが、目安としてはおおよそ次のような施術額となります。
- 隆鼻術(シリコンプロテーゼ)約350,000円
- ヒアルロン酸の注射による治療(1本) 約50,000~150,000円
- 鼻翼縮小(鼻の穴を小さくする場合)約250,000~400.000円
- わし鼻・段鼻修正 約250,000~400,000円
- 斜鼻修正(曲がった鼻を直す)約600,000円
手術の種類によっても期間は異なります。隆鼻術でいえば、手術後2~3日間くらいは大きな腫れがみられますが、徐々に落ち着いていきます。そのため、3日間くらい休暇を取って手術することが多いようです。1~2週間後には、腫れはかなり改善されます。半年ほどすると炎症がしっかり落ち着き安定します。
隆鼻術を含め各手術とも、安全性の高い方法で行われますが、治療を受ける際はリスクも含め医師から十分に説明を受けることが大切です。