もっとも症状がわかりやすいM字型脱毛

額の剃り込みがどんどん深くなっていく…これがAGAの典型パターンであるM字型脱毛の特徴です。

M字型脱毛は、額の剃り込みが徐々に後退していくAGAの症状で、見た目にわかりやすいため、多くのAGA発症者が気にする進行の仕方です。額からAGAが進行した場合、脱毛は額の剃り込みから頭頂部に広がります。

M字型脱毛は、額の剃り込みが徐々に後退していくAGAの症状で、見た目にわかりやすいため、多くのAGA発症者が気にする進行の仕方です。額からAGAが進行した場合、脱毛は額の剃り込みから頭頂部に広がります。

※5αリダクターゼとAGAの関係について、詳しくは『知っておきたいAGA(男性型脱毛症)の発症メカニズム』をご覧ください。

M字型脱毛症はどう対策する？

前述したようにケアの難しいM字型脱毛症ですが、一般的にもっとも適切と考えられているケア方法についてご紹介します。

プロペシアで進行を遅らせる

代表的なケア方法として、フィナステリド（商品名プロペシア）の服用があります。フィナステリドには、5αリダクターゼの働きを抑え、ジヒドロテストロテロンの産生を抑制し、脱毛の進行を遅らせる作用があります。プロペシアは日本国内で唯一認められているAGA改善薬です。しかし、このプロペシアはあくまで進行を遅らせる効果が期待できる薬。AGAが治るわけではないことを認識しておきましょう。

植毛により薄毛をカバー

植毛は自毛や人工毛を薄毛の気になる部位に植えつけることで薄毛をカバーする方法です。植毛は医師にしかできない医療行為ですので、病院やクリニックなどで行なう必要があります。人工毛による植毛は、すぐにイメージ通りの毛量を確保できるのがメリットですが、拒絶反応により脱落する場合や、皮膚に悪影響を及ぼす可能性があります。自毛植毛の場合は、移植後の生着率が高く、定着すれば一生伸び続けます。また、以前は皮膚移植をともなう植毛が主流でしたが、現在はメスを使わないダメージの少ない方法も確立されてきています。

M字型脱毛症は進行が始まると自然に治ることはまずありません。薄毛が気になり出したら、早めに何らかの対策をとることをおすすめします。