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ワキガを抑えるクリームとは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.06.24
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

今回は、ワキガを抑えるクリームを選ぶ上で、「制汗」、「殺菌」、「消臭」の観点から 押さえておきたい成分を皆さんにお教えします。自分の肌に合ったクリームを選ぶの も重要なポイントです。

ワキガ対策にクリームを使おう

ワキガを抑えたいときに、まず一番に思いつくのは「スプレー」ではないでしょうか。しかし、近年人気なのは「クリーム」です。

「スプレー」はうまく吹かないと成分が空気中に逃げてしまい、効果が薄くなってしまいます。それに対し、「クリーム」は直接脇に塗りますので、誰が塗っても高い効果が期待できます。

汗を抑えるだけなら「スプレー」でもよいですが、臭いを抑えたいのなら「クリーム」がオススメです。今回は、ワキガを抑えるクリームを選ぶ上で、押さえておきたい成分を皆さんにお教えします。

「制汗」効果

ワキガの第一の原因は、脇に存在する「アポクリン汗腺」から出る汗です。ワキガを抑えるクリームにまず求められるのは「制汗」効果です。

脇の「保湿」は制汗効果につながります。肌が乾くと、乾燥から皮膚を守るため皮脂や汗が分泌されます。これは体の重要な機能ですが、脇でこの機能が発揮されてしまうと、ワキガが発生してしまいます。

ワキガを抑えるクリームの中には、アロエエキス、オウゴンエキスなどの植物エキスや、海藻エキスなどの保湿成分が入っているものが多く、これらが含まれていれば制汗効果が期待できます。

「殺菌」効果

ワキガの第二の原因は、アポクリン汗腺から分泌された汗に含まれる脂質やタンパク質を脇の皮膚上や脇毛に住む常在細菌が分解し、臭いを発生させることです。これらの細菌の活動を抑えることも、ワキガ対策には重要です。

殺菌効果のある成分としてオススメなのが「ミョウバン」です。「ワキガに効果的なミョウバンとは?」のページでも説明している通り、ミョウバンは水に溶かすと酸性になり、皮膚常在菌の働きを強力に抑えてくれます。さらに、制汗作用もありますので、ダブルでワキガに効く成分なのです。

「消臭」効果

上記の2つと合わせて、消臭効果のある「緑茶エキス」などが入っていれば、プラスアルファのデオドラント効果が期待できます。緑茶エキスには、抗酸化・抗菌作用のある「茶カテキン」が含まれており、臭いの成分を分解してくれます。

特にオススメなのは、柿から取れる「柿渋エキス」です。柿は、昔から臭いを抑える効果があるとして利用されてきました。柿渋エキスに含まれる「柿タンニン」は茶カテキンよりもさらに抗酸化・抗菌効果が高く、さらに殺菌効果もありますので、ワキガを抑えるにはうってつけの成分です。

「肌にやさしい」

どんなにワキガのデオドラント効果が高いクリームでも、肌に合わないものを選んでしまってはいけません。購入前には成分表をよくチェックして、過去に自分の肌に合わなかった成分などが入っていれば避けるようにしましょう。

また、使用していて、少しでも肌に違和感を感じたら使用を中止してください。

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