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脂性肌の毛穴の悩みを解決する洗顔料とは
皮脂の分泌量が多い脂性肌は毛穴がつまりやすいので、汚れや黒ずみといった悩みを抱えがちです。脂性肌の毛穴悩みを解決するには、どういった洗顔料を選ぶべきなのでしょうか?ドクター監修の記事で解説します。
脂性肌とは
肌は、肌表面の皮脂と水分の量によって、一般的に「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌」という4つのタイプに分けることができます。
このうち脂性肌とは皮脂が過剰に分泌されている肌のことです。脂性肌の人は顔が全体的に脂っぽく、ベタつきやすいという特徴があります。特に鼻や額といった「Tゾーン」がテカりがちです。
また、皮脂は毛穴の奥から分泌されるので毛穴の開きやつまりが目立ったり、ニキビができやすかったりするのも脂性肌の特徴です。
脂性肌のチェック方法
脂性肌かどうかは、朝、洗顔をしたあとの肌の状態から判断することができます。いつも通りに洗顔をしたあと、化粧水や乳液などをなにもつけず、20?30分ほど放置してみましょう。
洗顔をしたあとになにもつけずにいると、肌がつっぱってくるものですが、脂性肌の人は20分以内につっぱり感がなくなります。そして、鏡で顔を確認してみると、テカりがあるなど脂が浮き出てきているのが特徴です。
一方、混合肌の人の場合は、Tゾーンなどは脂っぽくなりますが、目元や口元、頬などは、カサついています。肌のつっぱり感も、20分程度では完全には消えません。
脂性肌でも「洗顔のしすぎ」「強すぎる洗浄力」は、毛穴汚れを悪化させる!?
脂性肌は皮脂の分泌量が多い分、毛穴がつまりやすく、毛穴の開きや黒ずみといった肌トラブルを抱えがちです。そのため、皮脂や毛穴の汚れを落とそうと、つい過剰に洗顔をしすぎたり、洗浄力の強い洗顔料を使いがちになります。
しかし、過剰な洗顔や洗浄力の高すぎる洗顔料の使用は、必要な皮脂まで落としてしまうため、逆に皮脂の過剰分泌を招いてしまい。結果、さらなる毛穴づまりを引き起こしてしまうことになります。洗顔を行う際に大切なのは、過剰な皮脂を落としつつ必要な皮脂は残すことなのです。
脂性肌に最適な洗顔料を選ぶ
洗顔料選びは、脂性肌に起こりうるトラブルを回避するためにも重要なポイントです。自分の肌質に合ったものをきちんと選ぶことで、脂性肌の悪化を防ぎ、毛穴のトラブル回避につながります。
洗顔料には固形、フォーム、パウダー、泡といったさまざまなタイプがあり、それぞれに違った特性を持っています。
固形
余分な成分(添加物など)の含有量が少なく、汚れもしっかりと落とせるタイプのものが多いです。
フォーム
泡立ちがよく使いやすいが、洗浄力が強めのものが多い傾向にあります。
パウダー
酵素など、水分によって活性が失われてしまう成分を配合する際に効果的なタイプです。ただし、キメの細かい泡を立てるのが難しいため、上手に使用しないと肌に摩擦などの刺激を与えやすいので注意しましょう。
泡
泡立てる必要がないので扱いやすいが、肌への刺激が強いものが多い傾向にある。
このように、洗顔料のタイプによってメリットもあればデメリットもあるので、自分の肌に合ったものをきちんと選択することが大切です。
洗顔料選びのポイント
前述のとおり、皮脂のとりすぎは過剰分泌を招く恐れがあるので、脂性肌の場合は、フォームや泡タイプなど、洗浄力の高すぎるものは避けた方が無難でしょう。また、アルコールが含まれているものは肌の水分を逃がしてしまうことがあるので、これもできるだけ避けることをおすすめします。
洗顔後は、肌の水分量を保ってよけいな皮脂分泌を抑えるためにも、化粧水などできちんと保水し、乳液などの保湿剤でしっかりフタをしてあげましょう。
脂性肌の肌質と毛穴を改善するためには
私たちの肌には肌の水分を保持したり、外部からウイルスや雑菌が進入するのを防いだりする「バリア機能」があります。このバリア機能を果たしているのが肌の一番表面にある角質層の細胞間脂質(主成分はセラミド)や、NMF(天然保湿因子)、角質層をコーティングしている皮脂などです。
しかし、角質層は摩擦に弱いため、洗顔の時に指に力を入れてゴシゴシこするとはがれ落ちて肌のバリア機能が損なわれてしまいます。すると肌はバリア機能を補うために、皮脂の分泌をさらに増やしてしまうのです。ですから肌の汚れは指でこすり落とすのではなく、泡でやさしく包み込んで落とすように洗顔しましょう。
正しい洗顔の手順
また、長々と時間をかけて顔を洗っていると肌に負担をかけてしまうので、1分~1分半程度で終わらせるようにしましょう。
- 洗顔をするときは、まずは手を洗って雑菌を落としてから、ぬるま湯で顔全体を素洗いします。
- 次にしっかりと泡立てた泡で、Tゾーンやあごなどの皮脂分泌の多い部分からやさしく洗っていきましょう。洗う時は泡を肌の上でコロコロと転がすような感覚で。決して直接指で肌をこすらないように注意してください。
- 人肌程度のぬるま湯で丁寧に洗い流していきます。もちろんこの時も、ゴシゴシ肌をこするのは厳禁です。熱いお湯で洗うと皮脂を落とし過ぎてしまうので、お湯の温度にも注意しましょう。フェイスラインや髪の生え際などにも泡が残らないように、しっかりと洗い流します。
- 洗い流した後は、清潔なタオルで肌をやさしく押さえるようにして、水分をタオルに吸収させていきましょう。この時も決してタオルで肌をこすらないように気をつけてください。
まとめ
脂性肌を改善するには、まずは洗顔方法を見直すことが大切です。自分の肌質やライフスタイルに合った洗顔料をえらび、正しい方法で洗顔するようにしてください。
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