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2種類あるフケの原因と対策
フケには、大きく分けると「乾性フケ」と「脂性フケ」の2つのタイプがあり、原因や対処法が、それぞれでまったく違います。ここでは、それぞれのフケの特徴や原因、対処法をドクター監修のもと、詳しくご紹介していきます。
乾性フケと脂性フケ
フケには大きく分けると、「乾性フケ」と「脂性フケ」の2つのタイプがあります。原因や対処法がそれぞれ違うので、自分のフケのタイプを把握し、適切な対処をしていくことが大切です。
乾性フケの特徴は乾いていること。パラパラした粉状のフケが、肩にたくさん落ちるという場合は、このタイプに該当します。原因は頭皮の乾燥。洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていたり、髪を何度も洗いすぎたり、ゴシゴシこすって髪を洗ったりすると、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥してフケが出てしまうのです。
一方、脂性フケの特徴は湿っていること。脂っぽくてベタベタしたフケが、髪や頭皮にこびりついている場合は、このタイプだと言えます。
毎日シャンプーをしていなかったり、洗い方が不十分だったりして、頭皮に皮脂や汚れが溜まっていると、それをエサにして皮膚の常在菌である「マラセチア菌」が増殖し、頭皮が炎症を起こして、フケが出るようになるのです。
乾性フケの対策
乾性フケが出ている人は、一般的なシャンプーでは、洗浄力が強すぎる可能性があります。アミノ酸系のシャンプーや無添加のシャンプーなど、低刺激のものに切り替えてみましょう。また髪を洗うときは、強くこすらずに、指の腹でやさしくマッサージをするようにていねいに洗い、洗う回数も1日1回までに留めます。
そして、タオルドライをした後に、椿油や頭皮用の保湿用ローションを使って、頭皮の保湿をするのがオススメです。
脂性フケの対策
脂性フケが出る人は、毎日きちんとシャンプーをして、頭皮を清潔に保つことが大切です。ただし、皮脂を落としすぎると、かえって皮脂の分泌量が増える可能性があるので、使用するシャンプーは、刺激の弱いものやフケ対策用の抗菌作用があるシャンプーがオススメです。正しいシャンプーの仕方は、『フケの予防方法』でご紹介しているので、そちらを参考にしてください。
また、皮脂の分泌量が過剰になるのは、食生活の影響も考えられます。肉類や揚げ物など脂っこいもの、甘いもの、アルコールなどは皮脂の分泌を促進するので控えめにしましょう。
反対にビタミンB2やB6は、脂質の代謝を促し、過剰な皮脂の分泌を抑制する効果が期待できます。ビタミンB2はレバーやうなぎ、牛乳、納豆などに、ビタミンB6はレバーやカツオ、マグロ、サケなどに豊富です。バランスの良い食生活を心がけた上で、これらの食材を積極的に摂ることをオススメします。
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