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口臭が原因で考えられる病気(10)うつ

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.16
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

きちんと口臭ケアをしているし、口臭につながるような病気にかかっているわけでもないのに、どうも口臭が気になるという場合は、心の病気が原因なのかもしれません。そこで今回は、心因性の口臭について解説していきます。

口臭の気にし過ぎは危険?

強い口臭は、周りの人に不快感を与えるので、エチケットとして、ある程度の口臭ケアは必要です。でも、自分の口臭に神経質になり過ぎてしまうのも考えものです。

なぜなら、ストレスが強いと唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥して口臭が強くなるので、気にし過ぎてかえって臭いを強くするという悪循環を招くこともあるからです。

心因性の口臭もある

口臭の中には、「自臭症」と呼ばれる心因性のものもあります。これは、実際には口臭がなくて、周りの人も口臭を感じていないのに、本人だけが「自分は口臭がする」と思い込んでしまうというものです。

自臭症の人の中には「他人に不快感を与えているのではないか」と考え込むあまり、うつ病や対人恐怖症になってしまう人もいます。

気になるなら専門的なチェックを受けよう

口臭があるかどうかは、自分で判断するのが難しいものです。自分で測定できる口臭チェッカーも市販されていますが、口臭以外の匂いにも反応してしまうことがあるため、正確に測定できるわけではありません。

「きちんと口臭ケアをしているし、口臭につながる病気にかかっているわけでもないのに、どうしても口臭が気になる」という場合は、自己流で判断せず、口臭専門のクリニックを受診してみることをオススメします。

歯学部のある大学附属病院には、口臭専門のクリニックが大抵設置されています。

クリニックでは測定機器などを利用して口臭を測定し、口の中の検査をした上で、口臭の有無や原因について診断し、必要な治療を行ってくれます。

専門的な測定や検査を受けて口臭に問題がないことがわかっても、どうしても口臭があると感じる場合は、心療内科や心療歯科に相談してみると良いでしょう。

口臭専門のクリニックから、それらの医療機関を紹介してもらうことも可能なようです。

病院での口臭治療については「口臭の病院での治療」をご覧ください。

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