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足の臭いに効く石鹸とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.18
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

足の臭いを抑えるには、石鹸が有効です。一般的な石鹸でもよいですが、足の臭い 対策専用のものを使うとより効果的です。重要なのは「殺菌力」、それと合わせて 「洗浄力」がプラスされたものがあります。

足を洗うのは石鹸がいい

様々な足の臭い対策を試したが、どれもイマイチ効果がない…。そんな時は、お風呂で足を洗う時の石鹸を変えてみてはいかがでしょうか。

じつは、足の臭い対策には、通常のボディソープなどよりも、石鹸の方が向いています。一般的なボディソープには、保湿成分が含まれています。これは、肌の潤いを保つためには重要なのですが、足は保湿しなくても靴を履くことで多量の汗をかきます。足の雑菌の繁殖を抑えるためには、乾燥させることが重要ですから、保湿成分が入っていない石鹸がよいのです。

一般的な石鹸でもよいのですが、足の臭い対策専用のものを使うとより効果的です。重要なのは「殺菌力」、それと合わせて「洗浄力」がプラスされたものがあります。

足の臭いには殺菌力のある石鹸を

足の臭い対策に使う石鹸で必須なのは、殺菌力があることです。足の臭いはもともと足に住んでいる皮膚常在菌が過剰に増殖することで発生しますので、この菌を殺菌することで臭いを抑えられます。

殺菌力の強い石鹸を選んだ時に注意したいのは、足以外の部分を洗うのには使わない方がよい、ということです。皮膚常在菌は増えすぎると臭いのもとになりますが、ある程度は皮膚を守るために必要な菌です。

足は皮膚が厚く、皮膚常在菌が繁殖しやすいので、ある程度殺菌力の強い石鹸で洗ってもよいのですが、手や体に使うと肌トラブルを起こしてしまうことがあります。特に、肌の弱い方は要注意です。

ちなみに、殺菌力が強いことを売りにしている石鹸には「薬用」と表記されていることがよくあります。これは表記がないものより強力だというわけではなく、どちらも同じ「医薬部外品」です。売り文句のひとつだ、くらいに考えてください。

洗浄力をプラスし古い皮脂や角質を落とす

臭いのもととなる雑菌の栄養源は、足の皮膚がターンオーバーする時に出てくる古い皮脂や角質です。足は歩くことで皮膚の表面に圧力がかかり、古い皮脂や角質が固まって溜まりやすく、通常のボディソープや石鹸ではなかなか落とすことができません。

洗浄力を謳う石鹸には、この固くなった角質を落としやすいように、柔らかくしてくれる成分が入っています。具体的には、サリチル酸や、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸などがあります。これらが、落としにくい足の皮脂や角質を洗い流す洗浄力につながるのです。

固くなった角質を軽石やヤスリで取る方法もありますが、無理に角質を取ろうとすると足に刺激が加えられ、足の表面を守ろうと逆に角質を多く作り出してしまいます。また、足の皮膚がいくら厚いとはいえ、正常な皮膚を傷つけてしまう恐れもあります。

古い皮脂や角質は、石鹸を使って毎日少しずつ落としていくのがよいでしょう。

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