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ノンケミカルの日焼け止めとは

更新日:2017.06.07
公開日:2014.07.23
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この記事の監修者
松林景一美容クリニック天神 院長 松林景一

日焼け止めを使うと肌がかぶれるという人には、ノンケミカルの日焼け止めがオススメです。でも、ノンケミカルの日焼け止めとはどういうものなのでしょう? そこで今回は、一般的な日焼け止めと、ノンケミカルの日焼け止めの成分の違いについてご紹介していきます。

一般的な日焼け止めに含まれる成分

最近の日焼け止めには、さらっとした軽いつけ心地で男性にも使いやすいものや、SPF値が高くてしっかりと紫外線をブロックできるものが多く見られますね。こういった日焼け止めの主成分としてよく使われているのが「紫外線吸収剤」。

この成分は、肌の上で紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変換して放散することで、紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぐ働きをします。

使い心地の良さや、紫外線を防ぐ効果を高くしやすいというメリットがありますが、その反面、化学変化を起こして紫外線を吸収するので、人によっては肌に負担がかかってしまう場合もあります。「日焼け止めを塗ると肌がかぶれる」という人は、紫外線吸収剤が刺激になっている可能性が考えられます。

刺激が少ないノンケミカルの日焼け止め

そんな方にオススメしたいのが、ノンケミカルの日焼け止めです。これは、紫外線吸収剤を使わずに「紫外線散乱剤」のみで作られた日焼け止めのこと。紫外線散乱剤は、皮膚の上に粒子(主に白色顔料)で膜をはり、鏡のように紫外線を反射させることで、紫外線の影響を防ぐ働きをする成分です。

化学変化ではなく、物理的に紫外線を防ぐので、肌への負担が少ないのが魅力です。「ノンケミカル」「ケミカルフリー」「吸収剤フリー」などの表示があるものがこのタイプに該当します。

ノンケミカルの日焼け止めのデメリット

ただし、紫外線散乱剤には粒子が入っているので、白浮きしやすかったり、粒子が肌の上で水や脂を吸着して肌に乾燥を感じたり、ざらついた感触がする場合があります。

最近では、粒子を細かくすることで、こういったデメリットを改善した製品も徐々に増えて来ているので、購入する際は店頭のテスターで試し塗りをして、使用感や肌に合うかを確認するようにしましょう。

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