美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

オーガニックの日焼け止めとは

更新日:2017.06.07
公開日:2014.07.28
ドクター画像
この記事の監修者
ガーデンクリニック 顧問指導医 大庭英信

最近では、オーガニックの日焼け止めも注目を浴びていますが、オーガニックとは一体どういう意味なのでしょうか? そこで今回は、オーガニックの日焼け止めの魅力や購入するときの注意点などを解説していきます。

オーガニックの日焼け止めの魅力は?

オーガニックとは「有機栽培」という意味で、合成化学農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などを用い、土壌の持つ力を活かして栽培する農法のこと。そして、この有機栽培で育てられた植物エキスを中心に配合して作られている日焼け止めが、オーガニックの日焼け止めです。

一般的な日焼け止めには、肌の刺激になるような化学成分も多く使われていますが、オーガニックの日焼け止めは、化学成分の使用を抑えているので、肌にやさしく、安心して使えるのが魅力です。

また、肌本来が持っている自然治癒力を引き出すので、使っているうちに肌を健康的な状態へと導いてくれるとも言われています。

オーガニック製品なら安全?

ただし、オーガニックの日焼け止めなら、どんな製品でも、誰でも安心して使えるというわけではありません。なぜなら、オーガニック製品に配合されている植物エキスは、非常に複雑な構造をしているため、人によっては刺激を感じたり、アレルギー反応を起こしたりすることもあるからです。

また海外では、各国にオーガニックを認定する第三者機構があり、それぞれの機関で定めた厳しい審査基準を通過したブランドやアイテムだけが、その認定を受けることができますが、日本にはオーガニックコスメの認証機関がありません。このため基準が明確でなく、化学成分が多い製品でも「オーガニック」と謳っている場合もあるのです。

オーガニックの日焼け止めの選び方

オーガニックの日焼け止めを購入するときは、キャッチコピーやイメージだけで判断せず、きちんと成分表示を見て、製品中にどの程度の割合で、オーガニック成分が含まれているのかを確認しましょう。合成防腐剤や合成界面活性剤、鉱物油、合成の油、タール色素など、肌に問題を起こしやすい化学成分が含まれていないことも大切です。

また、海外ブランドのものであれば、オーガニック認定を取れている製品を選ぶようにしましょう。海外の主なオーガニック認証には、ECOCERT(フランス)、Na True(ヨーロッパ諸国)、BDIH(ドイツ)、SOIL ASSOCIATION(イギリス)、USDA(アメリカ)、HOFA(ハワイ)などがあります。

そして忘れてはいけないのが、自分の肌に合うかどうかです。本格的に使い始める前に、まずは目立たない部分の肌につけて、つけ心地や肌質に合うかどうかを、きちんと確認するようにしましょう。

オススメ記事

スキンケア基礎講座