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寝る前に必要な汗疹(あせも)対策
夏は大人でも汗疹(あせも)ができやすい季節。寝ている間に大量の汗をかいたり、患部をかきむしったりすると、さらに症状を悪化させかねません。そこで、就寝中の汗とかゆみを抑制するために、寝る前に準備しておきたい対策方法をご紹介します。
寝ている間にかきむしっていませんか?
近年、大人にも増えている汗疹(あせも)。ブツブツとした水泡や丘疹が密生するため見た目の悪さも気になりますが、さらに困るのが「かゆみ」です。患部を掻いてしまうと、さらにかゆみが増すことにつながります。また肌の組織を掻き壊すことにより細菌が侵入して、二次感染を起こすこともあります。
このようにかゆくてもなるべく掻かない方がよいことを知っている方は、昼の時間は意識的に掻かないように努力されているかもしれません。しかし就寝中にはうっかりかきむしってしまい、翌朝ヒリヒリとした痛みを感じることもあるのではないでしょうか。そこで、就寝中のためのあせも対策として有効な方法をご紹介します。
汗疹(あせも)が出来る仕組み
そもそも汗疹(あせも)はどのようにして出来るのでしょうか。まず原因となるのは大量に汗をかくことです。汗が排出される汗管という道が閉塞した状態になると、汗は皮膚の外に出ることができずに皮膚の内側に漏れ出して、小水疱・小丘疹を出現させます。じつは、これ自体にかゆみはありませんが、湿疹を併発した場合にかゆみを伴います。
発汗を抑え、肌をサラサラに保つ
あせもの予防には、なるべく発汗を抑えることと、肌の通気性をよくすることが大切です。寝る前にシャワーで流す、タオルで拭くなどしてしっかり汗を取り除きましょう。肌をサラサラの状態に保つためには、天花粉・ベビーパウダーなど、市販のパウダー類をあせもが発生しやすい部位にはたいておくことも有効です。
また、寝ている間は出てしまった汗を拭くことができないので、通気性のよいメッシュのパッドなどを敷いて、肌との接着面が蒸れないように工夫しましょう。適切にクーラーを使用し、汗が出にくい室温が維持されるように設定しておくことも有効です。
さらに、すでにあせもが出ている場合は、必要に応じて弱ステロイド軟膏を塗布するなどしてかゆみを抑制しましょう。冷たいシャワーや保冷剤、濡れタオルなどで幹部を冷やすことも、かゆみの抑制には有効です。
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