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どうしても治らないフケは、皮膚科に相談しよう!
フケは、シャンプーの方法や生活習慣を見直すことで改善することがありますが、それでも治らない場合は、皮膚科で治療を受けることをオススメします。そこで今回は、皮膚科でのフケの治療方法について、ドクターの監修のもと詳しくご紹介していきます。
こんなときは皮膚科へ
フケが多くなるのは、必要以上に髪を洗いすぎて頭皮が乾燥していたり、反対に洗い方が不十分で、皮脂でベタついた頭皮に、皮膚の常在菌が繁殖していたりするなど、髪の洗い方に原因があることも少なくありません。
このため、シャンプーを低刺激のものに変えたり、指の腹でマッサージするようにていねいに頭皮を洗うようにしたり、シャンプーやリンスを念入りに洗い流すようにするなど、使用するシャンプーの種類や髪の洗い方を変えることで、フケの症状が改善することがあります。
また、バランスの良い食生活や十分な睡眠を心がけたり、ストレスを溜め込めないようにしたりするなど、生活習慣を見直して、頭皮の新陳代謝のリズムを正常に戻せるようにすることも、フケの解消に役立ちます。
でも、これらのことに十分気を配っても、なかなかフケが減らないという場合は、一度皮膚科に行ってみましょう。
頭皮の常在菌が繁殖することで起こる「脂漏性皮膚炎」が重症化していたり、「尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)」や「白癬(はくせん)」など、ほかの皮膚の病気が原因でフケが出ていたり、フケだと思っていたらシラミの卵だったという可能性もあるからです。
こういった場合に、適切な治療を受けずにほうっておくと、フケが改善しないだけでなく、頭皮の状態が悪化して、抜け毛の原因になることもあります。
皮膚科でのフケの治療とは?
皮膚科では、フケが増えた原因を特定するために、まずは顕微鏡で、フケに白癬菌やシラミの卵がないかどうかを確認します。そして、脂漏性皮膚炎と診断された場合は、皮膚の状態に合わせて、炎症を抑えるための「ステロイド剤」や、常在菌の増殖を抑えるための「抗真菌剤」などの塗り薬を用いて治療をしていくのが一般的です。
また必要に応じて、塗り薬とともに、かゆみを鎮めるための「抗アレルギー薬」や「抗ヒスタミン薬」、皮膚の新陳代謝を促すための「ビタミンB2」や「ビタミンB6」などの飲み薬が用いられることもあります。
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