美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

加齢臭が気になる部位~頭皮~

更新日:2016.12.15
公開日:2014.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
メンズスキンケア大学参画ドクター

加齢臭は耳の後ろから発生すると思っている人も多いのではないでしょうか?しかし、耳の後ろからだと感じているニオイも、頭皮からにおっているものかもしれません。ドクター監修のもと、頭皮から発生する加齢臭について解説します。

頭皮からも発生する加齢臭

加齢臭が発生する部位はさまざまですが、この中には頭皮も含まれます。それは、加齢臭は皮脂から発生するものだからです。皮脂の中にある9-ヘキサデセン酸が過酸化脂質によって酸化・分解されると、ノネナールという物質が生成されます。加齢臭は、このノネナールによって発生します。

若い頃は9-ヘキサデセン酸や過酸化脂質の量が少ないのでノネナールはほとんど生成されず、体臭が強くなるということはあまりありません。しかし、ノネナールを生成する物質は加齢と共に増加するため、年をとると体臭が強くなってしまうのです。

頭皮の加齢臭を防ぐためには?

頭皮の加齢臭は、分泌される皮脂の変質により発生します。では、きちんとシャンプーしていれば防げるということでしょうか?

シャンプーによって皮脂を落とせば加齢臭も防げるような気がしますが、皮脂の落としすぎは逆に過剰分泌を招くため、注意が必要です。皮脂は、頭皮を乾燥やダメージから守っています。

そのため、必要以上に洗い流ししまうと、体は皮脂が足りないと判断して余計に分泌してしまいます。つまり、皮脂を必要以上に落としてしまうと、逆効果になってしまうということです。

また、皮脂を落としすぎると、頭皮が無防備な状態になることで紫外線のダメージを受けやすくなります。紫外線は活性酸素を増加させ、加齢臭の原因物質を生成させる要因になるものです。出かける準備を効率よく行うために朝に洗髪するという人もいるようですが、朝にシャンプーをするとその直後に紫外線を浴びるため、加齢臭を悪化させる可能性が高いです。洗髪は、夜の1回に留めましょう。

頭皮を清潔に保つのは加齢臭対策として間違っていませんが、シャンプーの仕方によってはより強めてしまう可能性もあることを忘れないようにしましょう。頭皮の加齢臭を防ぐためには、正しいシャンプーを行うことが何よりも大切なのです。

オススメ記事

スキンケア基礎講座