美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

若ハゲって予防できるの?

更新日:2016.12.09
公開日:2015.09.30
ドクター画像
この記事の監修者
アイランドタワークリニック 名古屋院院長 對馬彰利

10代後半や20代前半といった若いうちから薄毛の兆候が現れる若ハゲ。若ハゲの原因はさまざまあるといわれていますが、若ハゲを予防することは可能なのでしょうか。ドクター監修の記事で詳しく解説します。

※“若ハゲ”という言葉は、若い頃から髪が薄くなっている状態を指す“若年性脱毛症”の別称とされていますが、実は、この“若年性脱毛症”という言葉も、ある種の脱毛症状を指す正式病名ではありません。ただし、どちらも広く認知されている言葉であるため、この記事ではあえて使用しています。

若ハゲを招く要因を知ることが予防の第一歩

気づく男性

若ハゲを予防できるかどうかは、毛髪トラブルに適切に対応できるかどうかにかかっています。原因を知らずして対策が立てられないように、若ハゲの原因と、それを招く要因を知らなければトラブルを予防することはできません。つまり、若ハゲを引き起こす可能性を潰していくことが、予防に繋がるというわけです。

AGA(男性型脱毛症)の原因はこちら

AGAを引き起こす原因としてわかっているものに、脱毛ホルモンとも言われる「ジヒドロテストステロン(DHT)」があります。男性ホルモンであるテストステロンが、変換酵素の5αリダクターゼと結び付いて生成されるのがジヒドロテストステロン。このジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結び付くと、髪の成長が妨げられ、結果薄毛を招きます。しかし、このジヒドロテストステロンのほかにも、さまざまなものがAGAを発症させる要因になりえると考えられています。また、AGA以外でも薄毛を引き起こす要因はあります。

栄養不足
人間の体が食事から得る栄養によって健康を保っているように、毛髪も食事から得る栄養によって作られ成長します。毛髪を作り育てる栄養が不足してしまうと、健康な毛髪を維持することはできません。栄養不足による抜け毛などを招かないためにも、毛髪の材料となる良質なタンパク質の摂取と体内でタンパク質の合成をサポートする亜鉛を積極的に摂取するよう心がけましょう。
喫煙
タバコに含まれているニコチンには血管を収縮する作用があります。つまり、喫煙は血行不良を招く元凶になるということ。毛髪に必要な栄養を運んでいるのは血液ですから、頭皮が血行不良を起こすと毛根への栄養供給も滞ることになり、髪がやせてしまったり抜けやすくなったりします。タバコを吸われている方は禁煙、または減煙を意識するようにしましょう。
ストレス
ストレスは自律神経に影響を及ぼしホルモンのバランスを崩す原因になるといわれています。毛髪の成長には成長ホルモンが関わっているので、ホルモンババランスの崩れは毛髪の成長を阻害する可能性が。また、ストレスは自律神経の緊張を招くので、血行不良の原因にもなります。ストレスを溜めやすい性格の人は、ストレスを発散する方法を身につけるようにしましょう。

このように、薄毛を引き起こすさまざまな要因は生活の中にたくさん存在しています。10代後半や20代前半の若い世代の方は、仕事や勉強、人間関係など、急激に多忙になり、健康面をおろそかにしがちです。しかし、食事をまともに摂らない、ストレスを溜めこむといった不健康な生活が薄毛を引き起こす原因になりえるのです。健康的なライフスタイルの実施が若ハゲの予防になるということを覚えておきましょう。

オススメ記事

スキンケア基礎講座