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自分で行うホームホワイトニング

更新日:2017.04.28
公開日:2017.04.28
ドクター画像
この記事の監修者
丸の内 帝劇デンタルクリニック 院長 阿部洋太郎

毎日歯磨きをしていたとしても、生活におけるさまざまな要因によって自然に着色し、黄ばんでいくといわれています。ドクター監修の記事で、自宅で行えるホームホワイトニングや、向き不向きなどについてご紹介します。

「美しい白い歯」に憧れを抱く人も多いといわれていますが、毎日の歯磨きだけでは白さを保つことが難しいといわれています。歯の白さを取り戻す方法がいくつかあり、ドラッグストアなどでも自宅で行えるホワイトニングアイテムが登場していますが、物によっては歯の表面を削るタイプもあるといわれています。ここでは、歯を削ることなく自宅で行えるホワイトニングについてご紹介します。

ホームホワイトニングとは

人間の歯は、口にするさまざまな物によって歯が自然に着色され、黄ばんでいくといわれています。歯の黄ばみは、タンパク質などの色素が歯の内部であるエナメル質などにとり込まれるためだと考えられています。歯磨きで歯の内部に入ってしまった色素を改善することは難しく、この場合はホワイトニングが有効とされています。

ホワイトニングとホームホワイトニング

ホワイトニングは、特殊なジェルを使用して歯の内部に蓄積された色素の分解や除去を行うもので、2種類あるといわれています。1つは歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」です。これは、全ての処置を歯科医院で行う方法で、即効性が高いとされています。そして、もう1つが主に自宅で行う「ホームホワイトニング」です。ホームホワイトニングとは、歯科医の指示のもと、自宅で使用できるホワイトニングジェルを使用して、家庭で行う方法とされています。自分専用のカスタムトレー(マウスピース)をつくり、それらを継続的に使用することで歯を白くできる効果が期待でき、白い歯になることでさまざまな効果が得られるといわれています。

白い歯がもたらす4つの効果

歯磨きだけで満足してしまう人もいるかもしれませんが、歯を白くすることでよい効果があるといわれています。

・健康的で清楚なイメージにしてくれる

会話などで微かに覗く白い歯は、健康的に見せてくれたり、清楚なイメージに見せたりする効果が期待できるといわれています。

・自信が持てる

他人にみられても恥ずかしさを感じにくい白い歯のおかげで、自然な表情にも自信が持てるといわれています。

・丁寧なブラッシングを心がけるようになる

白い歯を手に入れることで、それを維持しようという意識が芽生える人が多いといわれています。それにより、丁寧なブラッシングを心がけやすいといわれています。

・口内環境への関心が高まり、予防につながる

白い歯の維持を通じて、口の中の環境に対する関心も高まることで、歯石の除去などのために定期的に歯科を受診するようになるといわれています。これにより、虫歯や歯周病などの予防効果も期待できるといわれています。

ホームホワイトニングの使用方法

自分に合ったカスタムトレーに歯を白くする働きがある薬剤を入れ、それを自宅などにいるときに装着するという方法が多いとされています。ホームホワイトニング開始から終了までの一般的な流れとともに使用方法について見ていきましょう。

(1)歯科医院での診察とカウンセリング

歯の汚れ、虫歯、歯周病などの口内トラブルがあるとホワイトニングができず、口の中の衛生状態をきれいにしてからホワイトニングをすることになるといわれています。そのため、口の中にトラブルがないかをチェックされます。問題がなければ、ホワイトニング前の歯の色の診断が行われ、変化を確認するために写真撮影が行われることが多いといわれています。

(2)クリーニングと歯型の型どり

プラークや歯石だけでなく、タバコのヤニや茶渋などの汚れを落とし、自宅で使用するカスタムトレーをつくるために歯型がとられます。

(3)ホワイトニング開始

1週間後くらいに自分専用のホワイトニングトレイ(ホワイトニングマウスピース)と自宅で使用できるホワイトニングジェルを受け取り、使用について詳しい説明がされます。それをもとに、自宅でホワイトニングを開始します。基本的には、1日2時間(場合によっては5~6時間)、毎日装着してホワイトニングを行います。使用期間としては、2週間程度続けるよう指示されることが多いといわれています。

ホワイトニング後は着色しやすい環境になっているため、着色しやすい成分の含まれるカレーやコーヒー、ワインなどの色の濃い飲食物は避けるようにしましょう。避けたほうがよい時間の目安は、ホワイトニング後2時間以内といわれています。この間はタバコも控えるようにしましょう。

(4)ホワイトニング終了

歯科医から指示された期間が終了したら歯科医院を受診し、歯の色を診断してもらうことが多いといわれています。希望の白さになっていれば終了となりますが、もう少し白くしたいという場合は、続けてホワイトニングを行うケースもあります。

メリットとデメリットから見た向き不向き

基本的なホワイトニングを自宅で行えるホームホワイトニングにも、メリットとデメリットがあり、ホームホワイトに向いている人もいれば、逆に向いていない人もいるといわれています。

メリットとデメリット

ホームホワイトニングのメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

・メリット

歯科医院での診療時間が短く、通院回数も比較的少ないといわれています。さらに、自分のペースかつ自宅で行え、白さが持続しやすく色の後戻りもしにくいという特性もあるとされています。ホワイトニング後の知覚過敏が起きる可能性が比較的低いのもメリットのひとつです。

・デメリット

白さを実感できるようになるまで、時間がかかるケースがあります。また、処置を続けているあいだは色の濃いものを極力避けたほうがよいと考える医師もいます。

向いている人、向いていない人

ホームホワイトニングのメリットとデメリットから、早く歯を白くしたい方や、三日坊主になりやすい方は向いていないと考えられます。ただ、自己管理が苦ではなく、長く白い歯を保ちたいという方であれば、おすすめのホワイトニング方法と言えるでしょう。

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