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髭にも植毛することができるって知ってた?
髭にも自毛植毛ができることをご存知ですか?「植毛先進国」といわれるアメリカでは、髭の植毛手術を受ける人が年々増加しているそうです。そこで、髭の自毛植毛についてドクターの監修のもと、正しい知識をご紹介します。
髭にも植毛できるの?
最近では、ファッションとして、あご髭や口髭を生やしている男性が増えてきました。しかし、その一方で「髭を生やしたい」と思っていても、薄かったり、欲しい部分には生えて来ないという理由で、髭を生やすことを諦めている人もいるようです。
このような方は、「髭の自毛植毛」を検討してみるのもいいかもしれません。なんでも、植毛文化が発展しているアメリカでは、髭の流行にともない、髭の自毛植毛を受ける人が年々増加しているのだそうです。日本ではまだアメリカほど髭の自毛植毛が普及していませんが、これに対応しているクリニックも増えつつあるようです。
髭の自毛植毛は、密度を濃くしたり形を変えたりするなど、美容上の理由で利用する方が多いようですが、それ以外にも、口周りの傷跡を隠したかったり、ケガなどで欠損した髭を治したいという方にも有効です。
髭の自毛植毛にも、頭皮と同じように、後頭部や側頭部の毛髪をドナーとして利用します。植え付けた髭は、術後1~2か月ほどで一旦抜け抜け落ちますが、これは毛が生え変わる周期(ヘアサイクル)によるものなので、心配はありません。個人差はありますが、術後2~3か月後には産毛として再び生え始め、10か月ほどすれば植毛の効果を実感できぐらいに生えそろいます。
髭の植毛の注意点
日本では、自毛植毛自体もまだそれほど普及していないため、頭皮以外の部位、特に髭に対応しているというクリニックは多くありません。髭への植毛を検討している方は、これに対応しているかどうかを事前にクリニックに問い合わせましょう。
また、自毛植毛手術では、メスなどで皮膚に1~2mm程度の切り込み(スリット)を入れ、そこに移植する毛を植え込んでいきます。そのため、移植した部分に多少の傷跡が残ります。傷跡は、髭が生えていれば見えませんが、髭を剃ると目立つ可能性があります。「髭を剃りたいときもある」という方は、どれぐらいの傷跡が残るのかを事前に医師に確認しておいた方がいいでしょう。
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