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気になるのは仕上がり・定着。植毛って失敗する?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
アイランドタワークリニック新宿院 院長 坂本有孝

医療技術の進歩によって、自毛植毛はかなり安全で確実な効果が得られるものとなりました。しかし、外科手術である以上、失敗するリスクも当然あります。そこで、主な失敗例と失敗しないための病院選びについて、ドクター監修のもとご紹介します。

植毛に失敗するリスク

自毛植毛は、患者本人の髪の毛を頭皮ごと採取して、薄毛が気になっている部分に植え込んでいく外科手術です。自分の頭皮や毛髪を植え込むため、合成繊維を植え込む「人工植毛」のように、拒絶反応による炎症や感染症が起こることはありません。また、医療技術の進歩によって、定着率や安全性もかなり向上しています。しかし、外科手術である以上は、失敗するリスクが100%ないとは言い切れないのも事実です。

自毛植毛の代表的な失敗例は、「仕上がりが不自然になる」、「移植した髪が定着しない」などです。こういった失敗は、施術する医師の技術力や知識不足によるものがほとんどです。また、一番の失敗として「移植した髪が生えない」ということをあげられますが、自毛植毛は95%以上の定着率があるため、ほとんど問題ないと言えます。

また、熟練の医師が施術を行い、第三者から見れば成功しているように思える結果であっても、本人が仕上がりに満足できないという場合もあります。これに関しては、事前カウンセリングの際の医師の説明不足や、患者が自分の希望するイメージを伝えきれなかったなど、コミュニケーション不足が原因と言えます。

ちなみに、これは失敗ではありませんが、手術後に一時的に既存の髪の脱毛が増加したり、額やまぶたの腫れ、頭皮のしびれ、頭皮のつっぱりなど、術後の合併症が現れることもあります。こういった症状はすべて一時的なものなので、心配する必要はありませんが、事前に説明を受けていなければかなり不安を感じると思われます。

失敗しないための病院選び

自毛植毛で満足できる結果が得られるかどうかは、クリニックの技術や事前のカウンセリングにかかっています。失敗するリスクを最小限に抑えるためにも、クリニック選びは慎重に行いましょう。良いクリニックを選ぶポイントには、以下のようなものがあります。

・治療経験が豊富な植毛専門医がいる。

・カウンセリングが充実していて、患者の不安や疑問にていねいに答えてくれる。

・手術するかどうかは、患者が説明を聞いたうえで決められる(強引に手術を勧めない)。

・費用や手術方法についての説明が明確である。

・手術のデメリットやリスクについても、隠さずにきちんと説明してくれる。

・アフターケアが充実している。

また、そのクリニックで実施している術式についてしっかり理解することも、失敗しないための大切なポイントとなります。これらのポイントを踏まえたうえで、いくつかのクリニックのカウセリングを受け、比較検討することをおすすめします。

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