部分かつらとはどんなもの？

かつらにはさまざまなタイプのものがありますが、部分かつらは毛量を補いたい部分に装着するタイプのかつらです。毛量の少ない部分や、脱毛症などで毛髪が抜け落ちてしまった部分を補う際に使用します。地毛を活かしながら装着するので、地毛の髪質や色などをしっかりと合わせる必要があります。装着したい部分に合わせてオーダーメイドで作るのが一般的です。

部分かつらのメリット＆デメリット

では、部分かつらを使用する際のメリットとデメリットとはなんでしょうか？

●メリット

・手軽に着脱できる

・軽いので負担にならない

・通気性がよく蒸れる心配がない

・全かつらに比べ価格が安い

・地毛となじませて使用するので自然

●デメリット

・違和感が出ないよう、地毛に合わせる必要がある

・地毛をカットした場合、見た目に違和感が出ることも

・上手く装着できていないとズレる危険性がある

薄くなってきたと感じたら部分かつらがおすすめ

毛髪がさみしくなってきたと感じたら、すぐに部分かつらを使用することをおすすめします。薄毛は徐々に進行していくものなので、薄くなってきたかも……と思った段階で装着すれば、周囲の人に違和感を感じさせず、自然にかつらにシフトチェンジすることができます。薄毛の進行が進んでから装着したのでは、周囲に気づかれてしまう可能性が高くなります。違和感はないかな？とヒヤヒヤしないためには、早めの決断が重要です。

また、部分かつらを装着しながらでも薄毛治療は可能なので、現状の見た目と将来のことを考えると、部分かつらを装着するタイミングは、薄毛の兆候を感じた段階がベストと言えます。薄毛治療には、発毛や育毛、増毛や植毛などさまざまな方法があります。詳しくは「植毛と増毛の違いとそれぞれのメリット・デメリット」をご覧ください。