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かつらは薄毛対策の最終手段!その種類や自然な演出法とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.10.16
ドクター画像
この記事の監修者
アイランドタワークリニック新宿院 院長 坂本有孝

薄毛の治療法が進化を遂げるように、かつらの製作技術も進化しています。現在のかつらの人毛・人工毛といった毛のタイプ、ベースの種類や装着タイプ、自然に見える演出方法について、ドクター監修のもと詳しくご紹介します。

かつらは薄毛対策の最終手段?

薄毛の初期段階でかつらの使用を考える人は、ほとんどいらっしゃらないと思います。しかし、どのような薄毛治療を施しても進行が止まらない……もう手の打ちようがない……となった時、最後に助けてくれるのが「かつら」ではないでしょうか。そんな薄毛の救世主とも言えるかつらのタイプを、簡単にご説明します。

毛のタイプ:人毛・人工毛・ミックス

かつらに使用されている毛のタイプは、人間の毛髪を使用した人毛、ポリエステルを主成分とした人工毛、人毛と人工毛を混ぜ合わせたミックスに分けられます。

ベースの種類:スキンベース、ネットベース

スキンベースは、ポリエステルやシリコンを加工した人工皮膚に植毛したものです。装着した際に、人の肌のように見えるのが特徴です。ネットベースは、網目状のネットに毛髪を植毛したものを指します。中には、ネットの間から地毛を出し、かつらをより自然に見せることができるタイプもあります。

装着タイプ:接着剤、両面テープ、ピン留め、編み込み

接着剤方式は、頭皮に接着剤で貼り付けるタイプなので、地毛が生えている部分につけることはできません。両面テープは、テープで頭皮に装着するタイプ。ピン留め方式は、地毛にピンで固定するタイプ。編み込み方式は、かつらのベースを自毛に編み込むタイプです。

ベースや髪質、装着タイプの違いによって、それぞれにメリットとデメリットがあります。かつらを選ぶ際は、それぞれの性能や特徴をよくリサーチして、今の自分の毛髪の状態、生活環境に合ったものを選ぶことが大切です。

かつらの主流はオーダーメイド

地毛のような毛髪を演出するのが、かつらを装着するメリットです。よって、ファッションアイテムとして使用するならともかく、薄毛をカバーするために装着するのであれば、他人にわかってしまうものでは着ける意味がありません。「いかに自然に見せるか」が、かつらを装着する際のポイントです。

頭部の形や髪質、生え際の形状は人によって違います。そのため、既製品ではその違いを完璧にカバーすることができず、どうしても違和感が生まれてしまいます。自然な毛髪を演出するなら、オーダーメイドで作るのがベストです。

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