ミドル脂臭の予防・対策にはシャンプーが第1！

ミドル脂臭は頭皮に住むブドウ球菌が汗に含まれる乳酸を分解し、臭い物質「ジアセチル」をつくりだすことにより発生します。ミドル脂臭を防ぎたければ、まずはシャンプーを見直すのが1番。

ここでは、ミドル脂臭に効果的なシャンプーの選び方と洗い方をご説明します。

ミドル脂臭に効果のあるシャンプーの選び方

ミドル脂臭は通常の汗臭や加齢臭とは原因が全く異なります。ですので、そういった臭いに対してデオドラント効果のあるシャンプーを使用しても、一時的には臭いが軽減されるかもしれませんが根本的な解決にはなりません。

ミドル脂臭の原因物質は「ジアセチル」。この物質がつくられるのを抑えるには、カンゾウやケイヒなどのフラボノイドを含む植物エキスが良いと言われています。買う時に成分表をよく見て、これらの成分が含まれているものを選びましょう。

ミドル脂臭に効果のあるシャンプーの使い方

シャンプーを使う前にはまずはしっかりとお湯で素洗いしましょう。これにより髪の毛や頭皮の表面の汚れはだいたい落ちますので、シャンプーの有効成分がより行き届きやすくなります。

お湯が熱すぎると頭皮への刺激が強すぎるため、38℃くらいのお湯で洗いましょう。また、爪を立てて洗うと頭皮を傷つける原因に。指の腹で優しくマッサージするように心掛け、シャンプー前には爪を切っておきましょう。

ミドル脂臭は特に後頭部から発生しやすいため、頭頂部から後頭部にかけては時間をかけて丁寧に洗いましょう。シャンプーはしっかりと泡立ててから使い、すすぎ残しがないように。シャンプーの泡が残ってしまうと毛穴を塞いでしまい、頭皮トラブルの原因になります。

またミドル脂臭に悩まされる30～40代の頭皮の皮脂は落としにくいことが多いため、2度洗いも効果的。但し、洗いすぎは頭皮を守ってくれる皮脂まで落としてしまうことになり、別の頭皮トラブルを引き起こしてしまう場合があります。

まずはしっかりと1度洗いをし、しばらく様子を見て軽減されなければ2度洗いを試してみるなど、焦らず少しずつ経過を確認しながら対策を練っていくことも重要です。