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口臭の原因

更新日:2016.12.09
公開日:2014.03.25
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

口臭は大きく「生理的口臭」と「外因的口臭」と「病的口臭」に分けることができます。口臭の種類によって原因も様々。ここでは、それぞれの口臭の原因を詳しく解説していきます。

生理的口臭

口臭は3種類、原因も様々

口臭は大きく「生理的口臭」と「外因的口臭」と「病的口臭」に分けることができます。まずは生理的口臭の原因からご説明しましょう。

生理的口臭の原因

生理的口臭は唾液不足による口の渇きが原因で起こります。

口が乾くというのは、唾液が不足しているということ。唾液は口内の細菌の働きを抑えてくれる働きがありますので、不足すると口臭の原因となる細菌が活性化し口臭の原因となります。口の渇きが起こりやすい例を以下で見ていきましょう。

・起床時

夜、寝ている間は唾液の分泌が抑えられます。そのため起床時は口の中が乾いており、口腔内細菌の数が1日で最も多いと言われています。

・緊張している時

緊張したりストレスを感じると唾液分泌を司る副交感神経の働きが抑制され、唾液の分泌が抑えられてしまいます。

・極端な空腹時

食事を長時間とらずにいると食事による唾液分泌が行われず、口の渇きの原因となります。仕事終わりの帰宅時などは要注意です。

・口呼吸によるもの

口呼吸をしていると口が乾きやすくなります。睡眠時に口呼吸をすると睡眠時の唾液分泌の抑制と合わさり、起床時の口臭がさらに深刻なものとなってしまいます。

外因的口臭の原因

外因的口臭は生理的口臭と違い、口に入ったもの自体が臭いの原因となります。例えば、以下のような例があります。

・臭いの強い食べ物を食べた時

ニンニク・ネギ・ニラ・らっきょうや納豆・たくあんなど、臭いの強い食べ物を食べたことにより起こります。

・飲酒・喫煙

飲酒・喫煙も口臭の原因となります。どちらも自分では気付かないことも多いようです。

飲酒と喫煙は、長期的に摂取を続けると身体の中に取り込まれた臭いのもとが溜まり、胃から排出されるようになってしまうため、禁酒・禁煙をしてもすぐに解消されない場合があります。

病的口臭の原因

病的口臭の原因には口腔内とその他の部分の疾患によるものがあります。

・口腔内疾患によるもの

口内の細菌の栄養源である歯垢や舌苔(舌の表面に付く白い苔状のもの)の蓄積は口臭の大きな原因です。歯垢や舌苔が細菌によって分解されることにより、揮発性硫黄化合物という口臭の原因物質がつくられます。

上記のものは家庭での歯磨きなどでも改善できますが、虫歯や歯周病、歯石が蓄積してしまっている場合は歯科医の治療が必要となります。

・耳鼻咽喉疾患や内臓疾患

蓄膿症・慢性鼻炎・慢性気管支炎などの耳鼻咽喉疾患や胃潰瘍・肝炎・糖尿病などの内臓疾患が原因で起こります。

歯を磨くなどのケアでは改善することができず、医療機関による治療で疾患を治す必要があります。

また耳鼻咽喉疾患や内臓疾患が原因の口臭は、薬品臭かったり甘ったるい臭い、ものが腐って酸っぱくなったような臭いなど、他の口臭と違った臭いがあり、さらに自分では気付きにくいのが特徴です。

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