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正常な抜け毛とそうでない抜け毛の見分け方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.03.24
ドクター画像
この記事の監修者
東京警察病院 医師 澤田彰史

抜け毛が多いと、髪が薄くなってきたのではないかと不安になる方も多いと思いますが、必ずしも心配する必要はありません。そこで今回は、ドクター監修のもと、正常な抜け毛とそうでない抜け毛の見分け方をご紹介していきます。

抜け毛とは

抜け毛は心配ない?

 シャンプー後のお風呂場の排水口や、朝起きたときの枕の上に、たくさんの抜け毛を見つけて不安になった経験はありませんか?でも、髪が抜けるのは生理現象でもあるので、必ずしも心配する必要はありません。

私たちの髪は、「成長期(約4~6年)」、「退行期(3週間)」、「休止期(3~6ヶ月)」というサイクルを繰り返しており、休止期を過ぎれば自然と抜け落ちるのです。

髪が抜けやすいタイミング

1日に抜け落ちる髪の量は、約50〜60本と言われており、シャンプーをしているときや髪をとかしているとき、タオルドライのとき、寝ているときなどに特によく抜けます。

また、髪には季節によって抜けやすい時期があると言われており、一般的に初夏から秋にかけては、通常より抜け毛が増える人が多いようです。でもヘアサイクルが正常に回っていれば、髪が抜けても次々と新しく生え、量が一定に保たれるので、心配はありません。

こんな抜け毛は要注意

しかし、注意しなければならないのは、ヘアサイクルの途中で、本来抜けるはずではない髪が抜けてしまっている場合です。正常な抜け毛とそうでない抜け毛を見分けるために、抜け毛の根元にある毛根をよくチェックしてみましょう。

正常な抜け毛は、毛根がマッチ棒の先のように丸くふくらんでいます。しかし、ヘアサイクルの途中で抜けた毛は、毛根の先から細いヒゲのようなものが出ていたり、毛根に白い付着物がついていたり、毛根に膨らみがなく先細っていたりと、いびつな形をしています。

落ちている髪の毛の中には、毛根がついていないものもありますが、これは抜け毛ではなく、折れ曲がって切れた毛です。根元が直線的になっている場合はこれに該当します。

また、毛根の形だけでなく、フケの増加や頭皮のベタつき、髪が細く、やわらかくなってきているなどの症状も、抜け毛が増加するサインです。こういった症状がないかどうかも合わせてチェックしてみましょう。

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