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乾燥肌とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.02.27
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この記事の監修者
聖心美容クリニック 統括院長 鎌倉達郎

肌質は大きく分けると乾燥肌・脂性肌・混合肌・普通肌の4タイプがあります。そのなかの1つ乾燥肌とは、肌表面の水分が不足し日頃からカサつきやすい肌のことを言います。ここでは、乾燥肌についてご説明します。

乾燥肌とは

日頃からカサつきやすい乾燥肌

肌質は大きく分けると乾燥肌・脂性肌・混合肌・普通肌の4タイプがありますが、そのなかの乾燥肌とは、肌表面の水分が不足し日頃からカサつきやすい肌のことを言います。

人の肌の表面には、角質層と言われるラップのように薄い層があります。

この角質層は、皮脂膜・細胞間脂質・天然保湿因子(NMF)という3つの保湿物質によって水分が保たれていて、外からの雑菌やウィルスなどの刺激物が体内に侵入するのを防いだり、肌の内部の水分が蒸発するのを防いだりするバリアのような働きをしています。

しかし乾燥肌の人の角質層は、何らかの原因で保湿物質が減り角質層内の水分量が低下してスカスカの状態になっているので、バリアとしての機能が十分に果たせません。

そのため乾燥肌の人の肌は、肌内部の水分が蒸発してさらに乾燥してしまったり刺激に対する抵抗力が落ちて肌荒れなどのトラブルに陥りやすくなったりします。

乾く→荒れる→さらに乾くという悪循環に

また角質層が乾燥してバリア機能が低下すると、人の身体は肌を外部の刺激から守ろうとして慌てて細胞を作り、新しい角質層を形成しようとします。

しかし本来、角質層は1ヶ月程度もの時間を掛けてゆっくりと作られるものなので、このように急ピッチで作っても未熟な角質層にしかなりません。

未熟な角質層では、バリア機能が十分ではないので肌の乾燥がますます進み、その乾燥をカバーしようとして新たに未熟な角質層が作られる…というように、どんどん悪循環に陥ってしまいます。

このように乾燥肌は、乾く→荒れる→さらに乾くという悪循環を招きますので、そのまま放っておかずに、なるべく早くケアすることが大切です。

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