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20代ビジネスマンの印象を最も左右する要素は「○○」!
20代のビジネスマンの印象をもっとも左右する要素についてアンケートを元に紹介します。
グルーミングを通して若者を大人へと導くメンズブランド「uno」を展開する資生堂は、肌を大人の勝負服に変える、肌あれ・ニキビ予防に対応したオールインワンの決定版「UVパーフェクションジェル(医薬部外品)」を2018年3月上旬より発売しました。
同商品の発売にあたり、同社は「メンズスキンケア」をテーマとして、肌が与える印象に関する調査・分析を行いました。20代~50代の男女を対象に、「20代男性のビジネスシーンにおいて、肌が印象を左右させる実態や重視度」についての結果を紹介します。
ビジネスシーンで会った男性についてチェックすることは?
全体平均では、「服装」が1位という結果になりました。しかし、男女別にみてみると、最も違いがあらわれたのは「肌」です。ビジネスシーンで男性の肌をチェックする女性は半数以上で、実に男性の1.4倍にも及ぶことが分かりました。
肌のイメージに対して、印象を決める一番重要な要素は?
次に、20代男性ビジネスマンの平均的な顔画像を合成し、肌のコンディションに違いを持たせた18種の画像を用意しました。
肌のコンディションの違い
- 肌あれ要素
- 肌色要素
- シワ要素
- 色味要素
- 質感要素
- 明るさ要素
- シミ要素
そして、それぞれの肌の状態によって与える印象について、度合いを点数で回答してもらい、コンジョイント分析※を行いました。
肌のコンディションによって与える印象5つ
① 信頼感
② リーダーシップ
③ 仕事がデキそう
④ グローバルに活躍しそう
⑤ 一緒に働きたい
※コンジョイント分析とは:複数の要素について回答者はどの点に重きを置いているのか、また最も好まれるような要素の組み合わせは何かを統計的に図ることが可能な分析法
その結果、上記①~⑤全てに対して、印象を決める一番重要な要素が「肌あれの有無」であることが分かりました。この結果は、全ての性別・年代において同様の傾向となっています。この調査から、ビジネスシーンにおいて、「肌あれ」が最も印象を左右することがみてとれます。[図2]
肌あれの中でも好感度に大きく印象を与えるのは「ニキビ肌」
今回調査した①~⑤の肌の状態によって与える印象の中で、肌のコンディションの要素のそれぞれ効いている度合い(効用値※)を調べたところ、肌あれの中でも特に「ニキビ肌」が印象に大きく影響するという結果になりました。こちらも、全ての性別・年代において同じ傾向となっています。[図3-1]、[図3-2]
※効用値について:肌あれ要素ごとに「0」を基準として、「より好まれる」ものを+(プラス)と表示
最も好印象だと感じた画像はどの性別・年代でも同一のものに
さらに、肌のコンディションを変えた18種の画像の中で、最も好印象だと感じた画像を調査しました。その結果、①~⑤の全てにおいて、同一の画像が1位に選ばれています。これも全ての性別・年代で同じ傾向がみられています。[図4]
ビジネスシーンで好印象な肌の要素は「シミや肌あれのないツヤ肌」
[図5]は、③「仕事がデキそう」と思う肌について、好印象を感じた画像を効用値順に並べ替えたものです。コンジョイント分析によって、好印象を与える肌のコンディションをまとめてみると、ビジネスシーンで最も好印象を与える肌の要素は、「シミや肌あれのないツヤ肌」であるという結果となりました。
このような結果をふまえ、専門家はどのような見解を示しているのでしょうか。
専門家3名による分析
明治学院大学心理学部教授・田中知恵博士(社会学)は次のように分析しています。
田中博士の分析
「社会心理学の研究では、『自分は明るい』という自己知識(自己スキーマ)を持つ人は、他者を判断する際にも相手が『明るい人であるかどうか』という要素で判断しやすく、また相手の『明るさ』に関する情報をよく記憶しやすい、といわれています。
今回の調査結果から考えられるのは、女性が自身にとって関与の高い『肌』状態という次元に基づいて、他者(男性)を判断している可能性があるといえます。さらには、『肌』は、『髪型』『体型』『スタイル』『服装』より、男女の性差なく相対的に比較しやすい要素です。そのため、女性が肌の特徴に注目した可能性も考えられそうです。」
池田氏の分析
また、株式会社資生堂アドバンストリサーチセンター 心理行動研究グループの池田華子氏は、肌あれ要素がビジネスシーンでの印象を左右する理由として、次のような見解を示しています。
「人は相手の顔を見ることで、驚くほどたくさんのことを瞬時に理解します。コップやイスといった普通のモノとは違って、『顔』に対する脳の情報処理過程は、特別な機構で行われていることが脳科学的にもわかっています。
人は相手の顔を見ると、ある程度の年齢も推定することができることから、『ニキビ』は中高生のような『若い』印象を与えてしまい、ビジネスシーンにおいても相手の印象を左右するのかもしれません。」
小泉氏の分析
さらに、株式会社資生堂化粧情報開発センター パーソナルケアブランド情報開発グループの小泉高陽氏は、「女性に比べ、男性のほうが肌あれしやすい」状況であることを指摘しています。
「男性は女性と比べ、皮脂量が多く、一部の研究では男性の皮膚は紫外線感受性が高いという報告もあるなど、肌あれがおきやすいといえます。また、男性特有の生活習慣であるひげそりは、肌表面にある角層も少なからず一緒に削り、肌は頻繁に傷ついた状態となります。
このような『皮脂の酸化』『紫外線』、『かみそり負け』から肌あれをケアするには、メラニン生成を抑えたり、かみそり負け防止効果のあるアフターシェーブローションやオールインワンなどのスキンケアグッズの活用による効果が期待できます。」
まとめ
今回の調査では、肌がビジネスシーンにおける印象を左右することが判明しました。新入社員や、職場環境が変わる人が多い新年度。身だしなみはもちろん、好印象を与える「肌マネジメント」もビジネスマンに大切な要素であると考えられます。
参考:「UNO 男の肌とビジネス印象調査」【資生堂調べ】
期間:2018年2月6日~2月14日
対象:洗顔料を週に4日以上使用している全国の20~50代男女、合計1100名
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