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ビール腹を食事でコントロールするには?
「ビール腹」という言葉がありますが、実はビールそのものに太る原因があるわけではありません。ここでは、ビール腹のメカニズムと食事による改善方法について、ドクター監修の記事で解説します。
ビールを飲むとつい食べすぎてしまい、翌日にぽっこりと出たお腹を見て後悔した経験をお持ちの方も多いと思います。「ビール腹」という言葉があるくらいなのでビール自体がお腹を太らせているというイメージが浸透していますが、実際の理由は少し異なります。この記事では、ビール腹の正体と脂肪の種類、ビール腹の解消方法などについて詳しくご紹介していきます。
ビール腹になる理由
はじめに、ビール腹になる本当の理由について見ていきましょう。
アルコールに含まれるカロリー
ビールをはじめとしたアルコールにも当然カロリーが含まれており、アルコール度数が上がればそれに比例してカロリーも高くなります。したがって、ビール腹はビールに含まれているカロリーが原因と考えてしまいがちですが、実はアルコールのカロリーは通常の食品に含まれているカロリーとは性質が異なる「エンプティカロリー」と呼ばれ、脂肪になりにくいとされているのです。ビールだけでぽっこりとお腹が出っ張るまで太るには相当量を飲む必要がありますので、ビール腹の原因はビールだけにあるわけではないのです。
原因はビールと一緒に食べるもの
ビールなどのアルコールによって太ってしまうのは、アルコールが食欲を増進させる効果を持っているからです。お酒を飲みに行ってなにも食べずにお酒だけを飲み続ける人はほとんどいないと思います。たいていの場合、ビールを飲めば高カロリーで味の濃いおつまみが食べたくなりますが、たとえばフライドポテト一人前なら320キロカロリーと、お茶碗一杯分のごはん以上のカロリーが含まれています。このように、ビール腹の原因はビールと一緒に食べている高カロリーな食事にあるのです。
皮下脂肪と内臓脂肪の違い
次に、ビール腹をはじめとした脂肪の種類について確認します。
皮下脂肪とは
脂肪は大きく分けて二種類ありますが、そのうちの一つが「皮下脂肪」と呼ばれるものです。皮下脂肪は皮膚のすぐ下にある「皮下組織」に蓄積され、腹囲・太もも・臀部などの脂肪がこれに当たります。皮下脂肪は女性によく見られ、美しいプロポーションを生み出す反面、過度に蓄積すると肥満体型の原因になってしまいます。この脂肪は一気に蓄積するのではなく徐々に時間をかけて溜まっていくため気付きにくいのですが、減らすのも容易ではないという特徴があります。
内臓脂肪とは
もう一つの脂肪は「内臓脂肪」と呼ばれるもので、腹部の臓器にへばりつくように蓄積します。これは皮下脂肪とは逆に男性に多く見られ、溜まりやすいものの落とすことも比較的容易な脂肪です。ビール腹はこの内臓脂肪にあたると考えられます。努力すれば簡単に減らすことができるからと言って甘く見ていると、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病を引き起こすので要注意です。食事や運動不足が原因の脂肪なので、生活改善を行うことで解消することができます。
ビール腹を悪化させる食事とは
それでは、ビール腹をより悪化させてしまうような食事内容や習慣について見ていきましょう。
要注意な食品
ビール腹などの内臓脂肪になりやすい食事の筆頭は「糖質」です。ご飯やパン、パスタ・うどんといった麺類などを食べ過ぎるとビール腹になる危険性が高まります。特に小麦粉からできたパンやめん類は急激に血糖値を上げ、消化も早いので要注意です。アルコールを飲む時は、これらの糖質を控えるように心がけましょう。また、ビールそのものにも糖質は含まれています。最近は糖質オフのビールも出ていますので、ビール腹が気になる人は要注目です。
睡眠前の食事は危険
近年は夜に活動する人が増えたこともあり、朝食を摂らない人が多くなっています。しかし、人体のメカニズムは昼に活動して夜に休むようにできており、昼間はカロリーがしっかりと消化されますが、夜はエネルギー消費が少なく、摂取したカロリーが蓄積されやすくなっています。夜、特に睡眠前に食事をとるとそのまま脂肪として溜まってしまうので気をつけましょう。
食べ過ぎは禁物
ビール腹をはじめとする内臓脂肪が蓄積する理由は、「食べ過ぎ」の場合がほとんどです。日々の生活で消費しているカロリーより多く摂取すれば脂肪として溜まっていくのは当然です。厳密に食事制限を行わなくとも、昼食を食べすぎてしまったら次の夕飯は少なくする、次の日の食事量を減らすなどでも構いません。まずは自分がどれくらい食べているのか意識するところから始めましょう。
ビール腹を防ぐための食事とは
最後に、ビール腹にならないようにするためには、どのような食事を心がけるべきかご紹介します。
おすすめの食品
内臓脂肪を減らすには、食物繊維を多く摂る必要があります。野菜や果物を積極的に食べるようにし、ご飯も白米ではなく玄米を食べるのが効果的です。また、イワシ・サバ・サンマといった青魚は血液をサラサラにする効果のある良質な脂分を含んでいますのでできるだけ多く食べましょう。また、どうしてもお腹が空いてたくさん食べたいときは、野菜・キノコ・海藻たっぷりのお鍋などがおすすめです。
食事をとるタイミング
食事は、先にも紹介したように夜ではなく朝と昼にたくさんとるようにしてください。身体が活発に動いている昼間は交感神経が優位になっているのでエネルギー消費が多く、食べた分のカロリーはどんどんと使われていきます。とは言え、夜ご飯を完全に抜くといった極端なことは避けてください。食事を抜くと身体が飢餓状態と勘違いし、脂肪を減らさずに蓄積させてしまうからです。
いくらカロリーを摂取していても、それよりもっと多く消費していれば内臓脂肪は自然と減っていきます。運動だけでカロリーを消費するのは容易ではなく、1日1時間くらいウォーキングしても160キロカロリーほどしか消費できません。ビール腹を解消するには、食事の内容と量に気を配るのが近道といえるでしょう。
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