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ダイエットに役立つ脂肪の基礎知識

更新日:2017/10/18 公開日:2017/10/18

脂肪が身体に過剰に蓄積された状態を、肥満と呼びます。肥満は、生活習慣病とされている動脈硬化や糖尿病にかかるリスクを高めてしまうと考えられています。肥満を解消するためには、身体に過剰に蓄積された脂肪を減らさなければなりません。脂肪とはどのようなものかをみていきましょう。

脂肪とは

タンパク質と糖質、脂質は、三大栄養素と呼ばれています。脂質は、誘導脂質と複合脂質、単純脂質に分類されますが、この中の単純脂質が、中性脂肪です。食事で摂取した脂質の一部だけが中性脂肪ではなく、食事で摂取した炭水化物を分解して生みだされたブドウ糖の余剰分も中性脂肪になるといわれています。消費されなかったエネルギーが脂肪として蓄えられます。脂肪は、蓄えられる部位により、皮下脂肪と内臓脂肪に分類されます。皮下脂肪は、太ももや下腹部、お尻、そして、二の腕などに蓄えられた脂肪です。皮下脂肪は、女性に多いとされていますが、生活習慣病と直接的な関連は低いと考えられています。

そして、腸などの内臓の周囲に蓄えられる脂肪が、内臓脂肪です。男性の30歳以上に多いといわれる内臓脂肪は、増加するとウエストの周辺がポッコリしてきます。生活習慣病との関連が高いと考えられる一方、運動療法や食事療法の効果が得られやすいといわれています。

脂肪の役割

脂肪の役割のひとつが、身体を動かすときのエネルギーとして使用されることです。身体を動かすときは、血液中の糖分をエネルギーとして使用しますが、糖分を使いきると脂肪をエネルギーとして使用します。さらに、内臓や骨を保護するクッションのような役割や体温を維持する役割、身体を外気から保護する役割などがあります。

脂肪と筋肉どちらが重い?

体重1キロに対して1グラムのタンパク質が、毎日必要とされています。体重を落とすために極端な食事制限を行って、タンパク質の量が不足すると、身体は筋肉をタンパク質に変化させるといわれています。筋肉がタンパク質に変化していけば、筋肉量は減っていきます。脂肪よりも筋肉の方が重いといわれていますので、筋肉が減ることは、体重が落ちることにつながっていきます。しかしながら、多くの熱を生産する筋肉が少なくなれば、基礎代謝量が減少することになってしまいますので、リバウンドを起こしやすい体質になると考えられています。

食事療法を行うときのポイントは、偏った栄養のバランスにならないように気をつけたうえで、食事から摂取するエネルギー量を消費するエネルギーよりも少なくすることといわれています。偏った栄養のバランスにならないためには、全ての食事で、主食と主菜、副菜を食べることが大切とされています。主食は、パンやごはん、うどんなどの炭水化物を多く含んでいる食品です。炭水化物は、神経系や脳のエネルギーを補給するために欠かせないといわれています。炭水化物の摂取を極端に抑えると、血糖をうまくコントロールできずに、低血糖を起こすことや、エネルギー源として大量の脂肪が使用されてケトン体に変化し、「ケトーシス」と呼ばれる状態になることがあるとされています。さらに、身体の中にあるタンパク質がエネルギー源として使用されるといわれています。

肉や魚、卵、そして、大豆製品などの多くの良質なタンパク質を含んでいる食品を使用した料理が主菜です。タンパク質は、人間の身体の20パーセント程度を占めており、身体を作るもとと考えられていますので、タンパク質は毎日摂取しなければいけないといわれています。副食は、食物繊維やミネラル、ビタミンなどを多く含んでいる食品を使用した料理です。食物繊維は、長時間、胃の中に残るため、空腹を感じにくくなる効果や緩やかに脂肪や炭水化物を吸収させる効果があるとされています。また、微量栄養素といわれるミネラルやビタミンは、身体の中で作りだすことが不可能なので、食事で十分な量を摂取しなければいけないとされています。ですから、低エネルギーであるこんにゃくやキノコ、海藻類などの食品や野菜類を積極的に、全ての食事で食べるようにしましょう。

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