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AGA治療の薬の種類と購入時に注意すべきこと
AGA(男性型脱毛症)の治療に薬を使う人が増えています。AGA治療において利用される内服薬、外用薬それぞれの種類と効果、また購入する際の注意点についてドクター監修の記事で解説します。
AGAを薬によって治療する人は年々増えており、徐々に一般的になってきました。さて、治療薬にはどのようなものがあるのか解説します。
AGA治療薬の種類と効果
AGAの治療薬はいくつか種類があります。主なものをご紹介しましょう。
治療薬(内服、外用)
もっとも有名なのがプロペシア(フィナステリド)とロゲイン(ミノキシジル)の2つです。この2つはAGA治療ガイドラインにおいて最高ランクAの推奨度を得ています。フィナステリドは5α還元酵素を阻害しDHTの産生を抑え、これによりヘアサイクルを正常化させます。ミノキシジルは毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化させるといわれています。進行度に問わず使用できますが、VI度やVII度のAGAには効果も限定的のようです。
近年、フィナステリドより強力なデュタステリドも登場しました。デュタステリドは2つのタイプの5α還元酵素を阻害するため、脱毛を抑える効果がより強いのが特徴です。 ミノキシジルは通常外用薬として用いられますが、クリニックによっては内服薬を処方しているようです。フィナステリドで効果が乏しかった人に使うことができる反面、むくみや多毛などの副作用が出ることもありミノキシジルの内服薬は賛否が分かれるようです。
薬の効果期間
これらのAGA治療薬、効果はどれくらい続くのでしょうか。
フィナステリドの効果は24時間
フィナステリドを内服すると、血液中に有効成分が24時間は留まるとされています。そのため1日1回、決められた時間に内服することが重要です。うっかり飲み忘れてしまったら、次の日は必ず飲むようにしましょう。デュタステリドの持続期間はフィナステリドより長いのが特徴ですが、用法は1日1回となっています。
外用薬は1日2回程度
ミノキシジルの外用薬は毛乳頭の活性化や血行促進といった効果があるといわれています。有効であるとされている使い方は1日2回程度使用すること。しかし製品によって違いがありますので、用法用量を守りましょう。
AGA治療は最低数か月、できれば数年から数十年続けていくことが大事です。コツコツと継続することが薄毛の進行を食い止めるので、忘れずに服用しましょう。
治療薬を個人で購入する際の注意点
AGA治療薬は保険適応外で、一般的には高額です。そのためインターネットや個人輸入で安く入手する人が後を絶たないようです。医療機関を経由せずに個人で治療薬を購入することのリスクについて解説します。
偽造品、粗悪品の可能性がある
有効成分が含まれていない、または適切でない、さらに、不衛生な場所で精製されたなどの偽造品や粗悪品が出回っている場合もあるようです。効果がないどころか健康被害を起こすこともあります。信頼できる販売元、輸入元を探すことが重要ですが、情報過多なこの時代に個人の力でそれを探すことはかなり困難です。
適切な効果の判断が難しい
医療機関であれば効果の判定を客観的に行ってくれますが、自己責任で治療薬を使っているとそれができません。このまま治療を続けるべきか、薬を変えるべきか、その判断も難しいです。その結果、治療を中止してしまうことも。自分自身で治療を行うのであれば正しい知識を得る必要がありますが、専門家でもない限りは相当な努力が必要です。自己判断の治療に不安がある場合は、やはり医療機関を受診することをおすすめします。
副作用も自己責任
フィナステリドの副作用には肝機能障害や性欲減退、勃起障害などがあります。ミノキシジルの場合は多毛やむくみ、血圧低下など。副作用の可能性は少ないですが、これらが出現した場合はご自身で医療機関を受診し、対処する必要があります。
病院で処方してもらう際の注意点
それでは、医療機関で処方してもらう場合は安心なのでしょうか。
流れ作業なAGA専門クリニックに注意
AGAは内服薬で手軽に治療ができるとは言え、副作用のリスクが多少なりともあります。内服薬の治療効果が乏しければ注入療法や植毛など、さまざまな治療を提案できるクリニックが理想的でしょう。とにかく内服薬だけを処方し、薄利多売で患者を「さばく」ようなクリニックは信頼できるでしょうか。きちんと患者さんに向き合い、話をじっくり聞いてくれる病院を探すことが大事です。
高額治療を無暗に勧めてくる
内服薬は比較的求めやすい金額ですが、注入療法や植毛となると非常に高額になります。本来であれば内服だけで済むのに注入療法をゴリ押ししてきたり、大量の植毛を提案してくるクリニックは信用できません。「最新の治療法」をやたら勧めてくるクリニックも多いですが、最新の治療イコール最善の治療とは限りません。十分に情報を集め、セカンドオピニオンも有効に使いながら安心できる医療機関を探すこと。それがAGA治療の第一歩かもしれません。
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