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いんきんたむしの感染経路
いんきんたむしの原因は白癬菌。白癬菌の感染経路は主に人から人です。公共施設のイスや床から感染するケースがほとんどで、ほかにも性行為、自宅で飼っているペット、自らがもっている足の水虫などから感染します。
高温多湿によって菌が繁殖し、発症
「いんきんたむし」は「股部白癬(こぶはくせん)」や「岩癬(がんせん)」とも呼ばれ、白癬菌(はくせんきん)が鼠径部や内股に増殖すると発症します。
白癬菌は人間の皮膚に常在する菌であり、通常であれば異常を起こすことはありません。しかし、高温多湿を好むため、内股などが湿ったり蒸れたりすると菌が増殖。角質層に根を張り、繁殖することで発症します。
他人から感染することがほとんど
主な感染経路は人から人です。白癬菌は感染力が非常に強い菌なので、人同士直接触れなくとも、物や場所を介して感染します。一般的なのは、大勢が利用するトイレや温泉、ジム、プール、海水浴場などの公共施設。白癬菌は感染者の服や直接触れたイス、床などに付着し、とくに浴室のバスマットは湿気を含んでいるので菌が繁殖しやすい傾向にあります。
白癬菌に感染している家族がいる場合、感染している人の皮膚が床に落ち、菌が繁殖して一緒に住んでいる家族に感染することもあります。また、性行為で感染することも少なくありません。パートナーが、いんきんたむしに感染しているときは、なるべく性行為を控えたほうがいいでしょう。
ほかにも、自宅で飼っている犬や猫などのペットから感染することもあります。白癬菌は動物の毛を好んで寄生することもあり、白癬菌に感染したペットに触れたり、抱いたりすると感染します。ペットに触れた腕などに痒みと赤みが現れたら白癬菌に感染している可能性があるので注意してください。
自分の足に発症した水虫が原因の場合も
自らがもっている足の水虫が、いんきんたむしを招くこともあります。水虫の原因も、いんきんたむしと同じ白癬菌。水虫にかかっている自分の足に触れたあとに股のつけ根などに触れると感染する恐れがあります。
感染を防ぐ方法
白癬菌が付着したからといって、すぐ、いんきんたむしになるわけではありません。菌が皮膚に入り込むまで約24時間かかります。ですので、白癬菌が皮膚表面に付着した場合はこまめに洗い、皮膚を清潔な状態にしていれば感染は防ぐことができるでしょう。
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手にも水虫はできる
手にできる水虫を「手白癬」と言います。手白癬は手の平にできることが多く、だんだん皮膚の角質が硬化して、足の水虫と同様にひび割れてボロボロと剥がれ落ちます。ステロイド系の軟膏を使うと悪化することもあり、皮膚科の診療を受けるのがオススメです。
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水虫とは
水虫は、正式には「足白癬(あしはくせん)」と言います。白癬菌(はくせんきん)というカビの仲間が、足の皮膚の角質や、その下の皮下組織へ侵食することによって起こる感染症です。
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白癬菌が感染すると水虫になる
水虫(足白癬)には、「趾間型」「小水疱型」「角質増殖型」の3症状が現れますが、いずれもカビの一種である「白癬菌」の繁殖が原因。白癬菌は感染力が高く、温泉やジムなど公共施設に行っただけで感染する場合もあります。
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水虫の具体的な症状
水虫は足のどこにできるかで「趾間型」、「小水疱型」、「角質増殖型」、「爪白癬型」の4つのタイプに分けることができます。タイプごとに症状も違い、「角質増殖型」と「爪白癬型」はかなり進行した状態ですので要注意です。
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水虫の原因とは
水虫の原因菌である白癬菌は、高温多湿を好みます。足は靴下や靴を履くため、白癬菌にとって繁殖しやすい環境ができてしまい、水虫ができやすくなります。また、汗や汚れなどで足の表面がアルカリ性の環境になってしまうことも、白癬菌が繁殖しやすい状態になります。
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いんきんたむしは、何科の病院にいけばいい?
いんきんたむし(股部白癬)は一般的に皮膚科が担当します。いんきんたむしの病原菌である「白癬菌」は肉眼で確認することができないため、医師の診察が必要。抗真菌薬で治療し、場合によっては紫外線照射が併用を行います。
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いんきんたむしと似た病気、カンジタ
「いんきんたむし(股部白癬)」だと思っていたら、病院で「カンジタ」だと告げらることもあります。痒みや炎症が生じることは同じですが、病原菌、発症する部位、診療にかかる科が違います。
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